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2009年に東京マルイから次世代電動ガンという進化系電動ガンが発売されました。
電動ガンの欠点だった撃ち応えの無さを解消するため、リコイル発生ユニットを内臓し全弾撃ち尽くしても作動し続ける今までの電動ガンを、よりリアルにするためオートストップ機能も付いた優れもの。(多弾マガジンでは作動不可)
付加機能が付いた分、価格も上がってしまいましたが、そろそろお腹一杯的な感のあった電動ガンに、新たな刺激を感じたのも事実ですね。
元々国内の電動ガンは、ほぼマルイさんの独壇場でしたので、しばらくは平穏でしたが昨年セキトーからリコイル発生ユニットを搭載したM4タイプの電動ガンが発売されました。
リコイルの強さは、マルイ製M4と同じ位で、マルイ製よりゴツンと芯がある感触でマルイより多少良いリコイルショックの撃ち心地と、実射性能も比較的良かったのですが
オートストップ機能は無く、銃の質感もマルイ製の方がよかったので価格が安いという事を除けば、まだまだ次世代が有利というのが感想でした。
さらに・・・2013年もそろそろ終盤という時期に、KSCさんからニュースが!!
なんと年末に、リコイル発生ユニットとオートストップ機能を搭載したM4タイプの電動ガンを発売というビック・ニュース。
KSCと言えば今までに発売している電動ガンは、HK33シリーズの1種類のみ。
しかも久々・・・況してやリコイル発生ユニット搭載となれば、テンションも上がります。
でも、これもKWA(台湾のエアガンメーカーでKSCと仲良し)製かと思うとすこし複雑。
販売方法も、今回はKSC Webのみでの販売との事。
KSCウエッブサイトのニュースに、その理由が掲載されていますが何故? どうして? と思える箇所もあり、本当の所よくわかりませんねえ。
私的には、どちらの味方ってわけでもないので、国内エアガン業界発展のため仲良く頑張ってくださいとしか言いようがないですな。
まあ、KSCが「驚愕」と謳うほどのM4-ERG マグプルCQBを早速レポートします。
電動 リコイル・エアガン 限定品
可変ホップアップシステム
全長 689~769mm(ストック伸長)
重量 3,060g
装弾数 30/60発(切り替え可)
価格 49,140円 (税込み)
KSC製M4-ERGマグプルは、CQB(Close Quarters Battle =近接戦闘)というだけあって、下のM4カービン(ノーマル)と比べると、かなり銃身が短くなっています。
もうグレネード・ランチャーは装着出来ないほどです。(だからCQBだろっ!!)
フレームの仕上げは次世代に遜色なく、質感は良いですね。次世代M4よりやや艶消しな感じです。
マウントレイルにレールガイドナンバーは、ありません。
PTSマグプル(マグプルの遊戯銃用アクセサリー部門)公認というだけあって、MOE(Magpul Original Equipment)ハンドガード、グリップ、ストックはデザイン性に優れていて、使い勝手も良い。
特に気に入ったのがハンドガードで、グリップする下側部分の巾が広くなっていて引っ掛かりがあるので握り易く、ノーマルに比べると前方にやや延長されたデザインはグリッピングの自由度が広い。
ただ、やたらに通気用の穴が多数開けられているので、中のバッテリーが色によっては目立ってしまうのが玉に瑕。
グリップはノーマルに比べて厚みがあり、曲線的。
フィンガーチャンネルは省かれグリップ背面上部も肉が盛られてます。
握った感じはハンドガン的かな。これは好みが別れそうですな。
私の様な指の短い方は、ノーマルの方がギュっと握れて好いかも。
また片手で、グリップだけで銃を保持した時は、引っ掛かり感が希薄なので落としそうな不安感が漂う。
ストックは6段調整、写真のリリースレバーを握ってから引っ張り出します。
写真の様に押し上げるのではなく、レバーを握って引っ張るのが正解かな。
ストックのデザインは、シンプルで無駄がなく剛性感もあり使い易い。
六角レンチでイモネジを緩めるとフラッシュハイダーが外せます。
そしてサイレンサーを・・・・・・って、ネジが14mm逆ネジやないかい?!!
(14mm逆ネジ≒マルイ仕様)
じぇじぇじぇ!!なんてこった。「長い物には巻かれろ」って事?
所詮KWA製ってことか・・・。ん~ここだけでもKSCの意地を見せてほしかったぞー。
説明書にもこの部分の記述は無し。
まっまあ、ここは冷静に・・・・・。とりあえずマルイ製ショートタイプ・サイレンサーを装着してみました。
フロントサイトは、付属のサイトアジャスターを使って着弾の上下を調節できます。
差し込んで時計回りに回すと、着弾アップになります。
MAGPUL PTS MBUS2バックアップ・リアサイトはフリップアップ式で、矢印のレバーを押し下げるとビープホール式リアサイトが跳ね上がります。
左右の調節が可能ですが、調整ダイヤルが少し固め。
ビープホール部分は前に小さい穴、後ろに大きい穴の二枚構造で前側を前方に倒すと後ろ側の大きい穴が残り、近距離用になります。
ちなみにKSCでは、このリアサイトのパーツ販売はしていないので、壊したら終わりですよ~。
まあ、このリアサイトは、市販もされていて楽天市場でも見られたのですが単品でもそこそこのお値段しますし、今見ると売り切れの所も増えてますね。
リアサイトが「バックアップ・リアサイト」という名なら、やはり光学機器を装着しないわけには、いきますまい。
ということで、毎度お馴染みのACOGタイプ・スコープを載せてみました。
ん~似合うな~。
マガジンもPTSマグプル公認モデル。
マガジン上部が、実銃のリップ形状どおりの丸みのある形をしていてリアル。
最後の1発まで撃ちきるために、マガジンフォロアーはマガジンの外まで飛び出る仕組みになっています。
ダストカバーまで付属していて、ゲーマーの方ならテンション上がりますねー。
このマガジンは、マルイ次世代M4用と同じ様に装弾数をリアルな30発と60発(マルイは82発)に切り替える事ができます。
工具無しで取り外せるマガジンベースをスライド゜させて外し、本体を引きずり出せば矢印の部分に切り替えレバーがあります。
これをポチッとスライドさせるだけで、完了。
予備マガジンも3本パックで発売されているので、購入しました。
税込みで、6825円
もちろんダストカバーも付いています。
チャージングハンドルを引くとエジェクションポートのカバーが開き、ボルトふうカバーが後退してホップアップ調整ダイヤルが現れます。
ダイヤルは大きくて、回す方向も分かり易いので使い勝手は良いですね。
KSC製M4-ERGが使用するバッテリーは、9.6vニッケル水素バッテリー。
マルイ電動ガン用バッテリーしか持っていない私は、早速楽天市場で検索。
結局安さで、Yahooオークションで購入。G&Pの1600mAhタイプにしました。
バッテリーはハンドガード下部に乗せます。これでハンドガードをはめ込めば終わりなんですが・・・・・
矢印のデルタリングを下げながらハンドガードをはめ込むのですが、デルタリングのバネが固い!!っていうか強い。気合を入れながら引かないと重いです。
以前のセキトーBOLT B4A1も重かったので、外国製は大様にしてバネがきついのかな。
あと、細かいところではストックチューブの付け根に一点式スリング用のマウントが装備されています。勿論左右どちら側でも装着可能。
重量は次世代と、ほぼ同じ3060g。90gほど重いだけですが、次世代よりコンパクトで見た目も軽そうなので、実際持つとズッシリ感が大きいですね。
肝心のリコイルショックは、確かに今までで一番強く重い電動リコイルショックでストックが当たってる肩どころか、ハンドガードを持っている手の方まで伝わってきます。
これは次世代とは、はっきり違いが分かるほどの差があります。
ただしフルオートの回転スピードが遅く、秒間12発弱しかないので気持ち良さは半減しますね。
次世代の方が、キュパパパパッと個気味良く、フルオートは爽快ですね。
「トリガーハッピー度は回転スピードに比例する。」・・・・定説です。(ギャグが古!!)
まあ、回転スピードが遅いと1発毎の振動が良く伝わってくるので純粋にリコイルショックを楽しみたい方には向いていますかね。
全弾打ち尽くした時のオートストップ機能は、誤作動も無くきちんと止まってくれました。
ただボルトストップ・リリースレバーの操作感は、もう少しメリハリが欲しいところ。
まあ、次世代でも同じ様な感触です。
実銃と違ってボルトが戻るわけでもなく、ただのスイッチなので、しょうがないですけどね。
ボルトと言えば次世代のボルトカバーは射撃に連動して前後にスライドしていましたがKSC M4-ERGは不動でした。
今回はこの冬一番の寒さの中だったので、多少気分も体も固まりぎみ。
ホップパッキンも多少固くなってしまっていたのか、0.25gBB弾でホップ調整をしていると、ホップの掛かりが大人しい感じに。
私はホップ掛かりすぎ状態から除じょに緩めるやり方をするのですがなかなか強ホップ状態になりませんでしたねー。
集弾性も箱出し&低温のせいか、最初はバラツキぎみでしたが、段々良くなり優秀な纏りをみせてくれました。
初速は高めで、0.2gBB弾セミオート平均で、91.55m/sでした。
次世代と同じ機能で、マグプル仕様・・・・でお買い得感はあり。
ちょっと次世代に似させ過ぎじゃあないのと、突っ込みたくなりますがなかなか面白い銃に仕上がってますよ~。
12m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾セミオート10発
12m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾フルオート
楽天市場でみる