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マルシンさんの新しいパワーソースである、CO2ガス小型ボンベ。
そのCO2小型ボンベ仕様ブローバックエアガン第一弾の、
M1カービンに 期待に胸膨らませたのですが、リコイルショック的には肩すかしを食らってしまいました。
気を取り直して、次にリリースされた同じマルシン製CO2ガス仕様Five-seveNで、普通のガスガンとはひと味違う強力なブローバックを体験させてもらい改めてCO2ガスの凄さを感じました。
これは楽しいと、次のCO2ガス仕様ガスガンに大いに期待して登場を待っていたのですが、なかなかマルシンさんからリリースされません。
しびれを切らし落胆していたのですが、なんとカーボネイトと言うブランドから マルシン製と同じCO2小型ボンベを使うブローバックガスガンが発売されると聞いて びっくり。
と言うか、カーボネイト(Carbon8)ってどこのメーカー?っていうレベルの話ですが。
なんでもミリタリー系パーツを販売しているhoneyBee WAREHOUSEブランドの 株式会社ハッチっていうとこが出すらしい。
で、第一弾は名銃Cz75だったのですが、なんとなく二の足を踏んじゃって購入をためらっていたら、第二弾が私の大好きな45オートだったので飛びついちゃいました。
ブローバックガスハンドガン(CO2ガス)
可変ホップアップシステム
全長 224mm
重量 721g
装弾数 26発
価格 19,800円 (税別)
その名は「M45CQP」(CQP=CLOSE QUARTER PISTOL)。
ハニービーのブログ記事によると、ベースはMEUピストルで今時ふうにアンダーマウントレイルを付け加えたスタイルになってます。
MEUピストルと言えば、ウエスタンアームズ製。
と言う事で、カーボンブラックにパックマイヤーのグリップを装備したミッド・モデルをひっぱり出してきました。
写真下のウエスタンアームズ製にも、雰囲気は負けず劣らず良いですねえ。
まあカーボンブラックの質感には負けるにしても、グリップの握り心地も、私の手には、ピッタリ。
パックマイヤーよりゴム感が強いのは、新しいからかなあ?
ABSより耐久性の高いナイロンポリマー樹脂製のスライドはザラザラとした仕上げで、マルイ製より少々高い位の価格帯として考えれば質感はいい方ですね。
スライドその物のクオリティ(びしっとした平面か?とか)は個人的にはギリギリ。
ただ、刻印がスライド左側とチャンバー上部の「45ACP」のみなのは少し寂しい感じがします。
そのスライドの内側は金属の補強パーツで覆われていて、フレーム側と嚙み合うレール部分も、しっかり金属製です。
フレームのパーティングラインは未処理ですが、マウントレイルにフラッシュライト等を 装着してしまえば、見える部分はトリガーガードの部分だけなので そう気にならないか。
まあ、そもそも眺めたり触ったりして楽しむモデルガン的というよりは、撃ってなんぼタイプの銃なので、細かいこと言うなと怒られそう。
アンダーマウントレイルにフラッシュライトを付けてみると、こんな感じ。
このライトとサイズ的にも、レイルの幅も凄く会っていた。
銃を構えた時のバランスも、こちらの方が良いほど。
ホップアップの調節は、チャンバー下のダイヤルを回すタイプ。
可動域は写真の矢印の通りで、反時計回りでホップ強になります。
まあ、ここまで分解すればさすがにダイヤルは回し易いですがフレームからスライドを外しただけの状態だと、慣れないうちは回し難いかもしれませんねえ。
実銃ガバメントのマガジンはシングルカラム(単列弾倉)なので細いのですが勿論エアガンのマガジンも細いわけでCO2ボンベを装着すると、横方向に若干はみ出しちゃいます。
ボンベは写真に写ってる左側しか出し入れ出来ません。
なのでボンベを装着しようとして、反対側にスルリと抜け落ちる事はありません。
で、マガジンを装着するグリップ側も、ボンベのはみ出す形に合わせた形状になっています。
まあ、これは仕方がないですよね。
マガジンを装着した状態で、下から見ると僅かにボンベが見えてしまったりマガジンにボンベを下から押し上げて固定するための、大きな六角ボルトも、CO2ガスを使うブローバックガスガンが撃てる代償と思えばそんなに気にならない所ではありますかね。
また、高圧のガスを使うのでマガジンやフレームは、改造防止のため普通のガスガンと違って分解出来ない所もあるので、分解好きの方には不向きな銃かもしれません。
マガジンへのBB弾装てんは、マルイ製と同様にマガジン・フォロアーを一番下まで下げときながら、マガジンフォロアーの溝の広がった部分からBB弾を流し込みます。
装弾数は26発。
フロントサイトやノバックタイプのリアサイトは、ちゃんと丸い溝に白くペイントされています。
軽い操作感のアンビタイプ・サムセイフティ等、気難しい所は見当たりませんね。
通常分解もスムーズにおこなえますし、ここら辺はマルイ製の様な優等生ぶり。
リコイルショックの強さは噂で聞いていたので、期待はしていたのですが正直に言えば、期待以上でした。
これは言葉で表現するのは、とても難しいのですが大袈裟ではなく、スライドが壊れてしまうんじゃあないかと心配してしまうほど。
実際は壊れてしまう事など無いのですが、そう思わせる程の凄さです。
HFC134aガスを使用する通常のブローバックガスガンとは比べ物になりません。
なのでブローバックガスガンに、より強いリコイルショックを求める方には絶対にお勧めです。
発射音もそこそこ派手なので、撃ち応えは十分だと思います。
ランニングコストは、ボンベ一本でマガジン2本分撃てる程度。
これを高いととるか、安いととるかは・・・・・・。
大量に撃たないお座敷シューターの私的には、価値ある一丁です。
当然ながら初速は一般のガスガンと同程度。
適正ホップでの飛びもフラットで、集弾性能も優秀ですしガスガンとしての優等生ぶりも見逃せません。
ただ、高圧のCO2ガスを使うという事で、安全性と改造防止のため分解不可のパーツがあったりと、制約される部分もありますのでそのあたりが気になる方は、注意が必要です。
それにしても凄いエアガンが出てきたものです。
今後の展開を大いに期待しちゃいます。
距離7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾10発