実銃PP-2000はロシアKBP Instrument Design Bureau社製で2004年に公開されたサブマシンガンです。
9×19mmパラベラム弾や、ロシア製徹甲弾を使用。
作動はシンプルなストレート・ブローバックでフルオートの連射速度は、600-800発/分(秒間12発程度)。
法執行機関向けの銃で、近接戦闘用として特殊部隊等で運用されています。
ブローバック CO2ガス サブマシンガン
可変ホップアップシステム
全長 370-590mm(ストック伸長時)
重量 1,350g
装弾数 22発
初速 81.9~83.6m/s (0.20gBB弾)
価格 49,280円 (税込)
PP-2000を台湾のMODIFY社がエアガンとしてモデルアップ。
BATONさんがTANIO・KOBA CO2バルブ採用等の改良を施しJASG認定を取得。
日本仕様として、今回発売されました。
その無駄な物を削ぎ落したスタイルは、異様なまでにシンプルで小型軽量。実銃での重量も、1.5kgしかありません。
エアガンはそれより少し軽く1.35kgです。
樹脂製のフレームに金属製のアッパーレシーバーが乗っかっています。
グリップにある刻印は、実銃通りロシアのキリル文字で「ПП-2000」とありますがアッパーレシーバーの文字は何故か「PP-2K」になっています。
意味は同じなんですが、変えてある理由が分からない。
これは、大人の事情か何か?
フレーム左側のセレクター操作は、一番上がセイフティ。
真ん中がフルオート、一番下がセミオートになります。
ストックは金属製なんですが、折りたたんだ状態だと先端部分は少しグラグラして、フレームにコンコンと当たってしまうのが気になることろ。
ストックを使わない時には、取り外しておいても良いですね。
フレーム後端のリリースボタンを押せば、ストックがスポッと簡単に外せます。
こうなると、もうマシンピストル状態です。
そして戦闘中に、やっぱりストックが必要だー!!と言う時には、なんと!マガジンがフォールディング・ストックになってしまいます。
なんて斬新な。なので通常のマガジンもロングマガジンも、マガジン底部はチェッカリングの滑り止め形状になっています。
ただCO2マガジンの場合、ガスボンベが丸見えなので、雰囲気はだいなしですけど。
グリップにCO2マガジンを装てんした時も、少しボンベが見えちゃってる状態なので見た目重視の方や、モデルガン的に楽しむなら、通常のHFC134aガス使用のマガジンがお勧め。
言い遅れましたが、このPP-2000はCO2ガスマガジンと、通常のHFC134aガスマガジンが、どちらも使える共用仕様なので別売のHFC134aガス仕様のマガジンを使えばより見た目リアルになります。
ただし、ガス圧は低くく初速は下がるので、実射性能は落ちます。
フォールディング・ストックを伸ばすとこんな感じ。
一見弱々しいですが、きしみなど無く結構しっかりしてます。
まあ長さは短めなので、銃と顔は結構接近しますけど。
マルイ製 H&K MP5クルツA4 PDWと比べてみました。
ん~ホントにシンプルで、やせ細って見えますな。
フォールディング・ストックで構えた時に、クルツよりグリップが前に(遠くに)あるので、意外とクルツよりは窮屈感が無く良いです。
フラッシュハイダーは、底部のイモネジを六角レンチで緩めれば取り外せます。
ハイダーは14mm逆ネジです。
先ずは、純正のサイレンサーから。
これはフォアグリップ変わりになって、良いですなあ。
矢印の部分は、サイレンサーの根元から伸びてる、ネジの緩みを防止するパーツ。
さすが純正。
14mm逆ネジと言えば、マルイさん。(ほんまかいな)
ショートタイプのサイレンサーを装着してみました。
何だか、どれを装着しても似合っちゃいますね。
アッパーレシーバー上部には、20mmのマウントレイルが装備されていて、その前部に控えめなリアサイトが付いています。
マシンピストル的にに使用するなら、これを使えば良いかなと思いますが光学サイトはほぼ必須アイテムかと。
先ずはホロサイトを装着してみました。レールいっぱいでギリギリ乗っけられた感じ。
使い勝手は問題無く良いのですが、見た目のバランスはどうかな?
悪くはないかな。
次はオープンタイプのドットサイトです。
これはバランスが良くて、随分スッキリした雰囲気になりました。
最後にマルイのマイクロプロサイトを装着してみました。
シンプルでコンパクトなので、この銃に似合ってる印象です。
コンパクトなサブマシンガンだけど、フォールディング・ストックを使った射撃なら安定感があるので、使い心地は悪くないです。
チャージング・ハンドル(コッキングハンドル)の先端部分は、左右どちらにも折れるので折り曲げてからコッキングします。
チャージング・ハンドルとボルトは繋がっているので、撃つたびにチャージング・ハンドルも前後します。
これは実銃も同様らしいのですが、セレクターがセイフティ状態の時のチャージング・ハンドルの操作、また撃ち終わってマガジンを抜いてない状態でのセレクターをセイフティにする操作をしてはいけません。
内部パーツの破損につながるそうです。
全弾撃ち終わると、マガジン・フォロアー上部にボルトが引っ掛かってボルトが半分閉じた位の所で止まります。(ホールドオープン状態)
そこから、ボルトを閉鎖させるためにマガジンを抜くわけですが(リリースレバーは有りません。)抜いて閉鎖させるまでは、セイフティにしてはいけません、と言う事です。
チャージング・ハンドルを引いてエジェクションポートが開いたときに前半分に見えちゃう、シルバー色のチャンバーが、なんだかな~。
説明書に、セレクターが動かないとか作動不良でボルトが動かなくなった場合テイクダウンしてハンマーを起こせ・・・とあります。
通常分解の方法は、まずマガジンを抜いてからフォアグリップ底部から見える金属の棒状の矢印の部分を、前方にグイっと押したままバレルを上に引き上げると、アッパーレシーバーが上向き前方に引き抜けます。
そして指でハンマーを起こして、アッパーレシーバーを元に戻せば完了。
まあ、今の時点でガスボンベ10本位撃ってますが、そんな事態には一度もなりませんけど。
ホップアップの調整は、トリガー後部の穴に、付属の細長い六角レンチを挿しておこないます。
しっかりしたフォールディング・ストックのお陰で、意外と狙い撃ちし易いですね。
まだ新しいせいか、マガジン・リリースボタンやセレクターの動きが固いのは仕方ないのかな。
チャージング・ハンドルの引き心地は、もう少し金属的な感触があったら嬉しかったです。
トリガーは軽くて切れがあり、ブローバックスピードも速くリコイルショックもガツンガツンと手に伝わってきて、撃ち心地に関してはとても満足感があります。
さすがCO2ガスです。
初速は0.20gBB弾で、平均 82.5m/s。フルオート時の連射サイクルは毎秒19発と実銃にくらべれば、随分速いです。気持ちいいけど。
距離 12m 2cm刻みの円 0.25gBB弾 10発
集弾性は、セミオートだと優等生に見えてたのにフルオートになると、オープンボルト・サブマシンガン的なノリになってしまう・・・
と言った、伝わり難い表現でお茶を濁します。
ボンベ1本で80~100発位撃てます。
なので装弾数56発のロングマガジンだと、2ラウンド目の最後までは気持ち良くは撃ちきれない・・・という、なんとも区切りの悪い感じになります。
これは途中で、ガスの継ぎ足し補充が出来ない、ボンベタイプの短所といえますね。
と、まあそんなこんなでも、楽しい銃です。ロシア系が好きな方は勿論ちょっと変わった刺激のあるPDWを、お探しの方は、是非。
海外製ですが、BATONさんの修理保証が付いてるので安心です。
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