スプリングフィールド・アーモリーは、M1911タイプのクオリティの高いコピーカスタムやカスタム・パーツを手掛ける事で有名です。
そのスプリングフィールド・アーモリーが1990年代に発売したのがコンパクト・キャリーピストル V10ウルトラコンパクトです。
実銃はもう製造されていませんが、トイガンの人気は今だに高いですよねえ。
ブローバック ガスガン
可変ホップアップシステム
全長 180mm
重量 709g
装弾数 22発
価格 18,800円 (税別)
初速 60.91~62.53m/s (0.20gBB弾)
マルイさんのガバメント系は、ちと久しぶりだったのですが見た瞬間、なんか違う・・・・今までと、なんか違うと思いましたね。
今までのブローバックガスガンが悪い・・・なんて事は言いませんが外観のクオリティが高いと言うか、手間暇かかってる感が凄いんです。
全体的にはザラッとした見た目のシルバーなのですが、銃の側面に比べてそれ以外の部分が濃い色で塗装されています。
触った感触もザラザラが強いのですが、逆にスライドとフレームの側面はツルツルしていて、まるで側面だけポリッシュ仕上げされた様。
そこに質感の違う、金属パーツや光沢のあるメッキパーツが加わって何とも雰囲気良く仕上がってるのです。
唯一スライド右側にあるはずの、スプリングフィールド・アーモリーの文字とマークが無いのが寂しい。まあ大人の事情なんでしょうけど。
スライドやフレームのパーティングライン(成形痕)を消す処理も、今まで以上のクオリティです。
ホーグのラバーグリップに似せた、マルイオリジナルマークの入ったグリップもプラ製なんですが、質感は騙されますよこれ。
グリップ前面のツルツルした部分を爪でコツコツすれば、あ~プラだねぇ~って確認出来るくらい。
そのグリップを外してみると、内側にしっかりウエイトが入ってました。
フルサイズ・ガバメントの先端をスパッと切り落とした様なマズル部分と、この銃の名前の所以となってる、コーンバレルに開けられた10個の穴。
インナーバレルは目立たない様に黒く塗られています。
実銃だと射撃時に、この穴からガスを噴き出して強烈なリコイルショックで銃が跳ね上がるのを、抑えてくれます。
でも実際にはガス以外にも、弾丸や火薬のカス等も噴き出してくるので厄介だったそうです。
なので、実銃のチャンバーには注意書きが刻印されているのですがここも忠実に再現されています。
ただ、ノバック社正式承認のダイカスト製リアサイトが実銃より背が低いのが気になるところ。
ここは、似せてほしかった。
装弾数22発のダイカスト製マガジンは、シルバーの鏡面仕上げ。
一回のガスの充填で、60発位撃てます。
ホップアップの調整は、フレームからスライドを外してチャンバー下のホップダイヤルを回して行う、お馴染みのスタイル。
スライストップ・ノッチの削れ対策は、万全です。
スライドストップ・レバーは、スライドストップ・ノッチに引っ掛かっている様に見えて、実は内側の金属パーツに引っかかって、スライドがホールドオープンになるのでノッチが削れたり変形する事はありません。
V10ウルトラコンパクトを持ってみると、グリップに埋め込まれたウエイトのおかげかズッシリとした重みを感じますね。
ブローバック時のリコイルショックは、フルサイズのガバメントよりも鋭くダイレクトに手に伝わる感じで、個気味良く撃てます。
ただしマガジンは小さいので、連射して撃ちまくるには不向きです。
コンパクト・タイプだからなのか、初速は低めの設定なんですが優秀なホップアップで弾はフラットなままに飛んでいきます。
コンパクトで銃身も短いながら、さすがのマルイ製、集弾性も良いですね。
的撃ちしていても、乱れが少ないのは素晴らしい。
コンパクト・ガバ好きにはたまらない一丁です。
距離 10m 半径2cm刻みの円 0.20gBB弾10発