セミ・バースト・フルオート ETU電動ガン
可変ホップアップシステム
全長 750mm(最伸長時812mm)
重量 2050g
装弾数 130発
価格 29,700円 (税込)
この銃の特徴 |
---|
〇Lancer Tactical社の最新Generation3 M4電動ガン |
〇ナイロンファイバー製で軽量ながら高い耐久性 |
〇Zion Arms製電子トリガー「NEBULA」搭載でバースト&バイナリーショットも可 |
2012年に設立されたLancer Tactical社は、カルフォルニア州で事業を展開している、エアガンや法執行機関向けツールを製造販売している会社です。
まあ、エアガン本体には「MADE IN CHINA」とあるので、エアガンは中国で生産してる様ですが。
この新発売されたM4は、Lancer Tactical最新シリーズ「Generation3」電動ガンで、まあ第3世代目なのですが、タイプ的にはM4ベースのサバゲー向けオリジナルデザイン・モデル電動ガンで、私自身初めてのLancer Tactical製エアガンなのでとても新鮮で期待も膨らんでおります。
で、今回のM-LOK M4モデルは、レシーバーとハンドガードが樹脂製の、いわゆるスポーツライン・クラスで 3種類の銃身長と、ブラック&TANの2色がラインナップされています。
スポーツラインと言っても、レシーバーやハンドガードの表面の質感はガッカリする程のチープ感では無く、実売価格1万円台のスポーツライン電動ガンとG&G製クラスの高級スポーツラインの中間位かな。
銃を構えた感じも、M4系エアガンでは昔からのウイークポイントである、レシーバーとバレル&ハンドガードとの接合部分の剛性感も上々な様です。
刻印類はセレクター部のみで、後はエアガン仕様のプリント(レーザー刻印か?)が、マガジンハウス部にあります。
セレクターとマガジン・リリースボタンは、片側のみのスタンダード仕様。
7面にM-LOKが施されたハンドガードと、メタル製のアウターバレルはフルフロート構造ではなく、ハンドガード先端でガッツリ結合されています。
M4系電動ガンでは良く再現されている、実銃でのガスブロックとガスチューブはありませんし、アウターバレルの根元付近には、つなぎ目が堂々と見えちゃってますし、リアル系の銃が好きな方には向かない仕様ですね。
フラッシュハイダーはメタル製のバードケージ・タイプで、固定用イモネジ等は無いので、そのままネジを回して外せば、14mm逆ネジ対応のアクセサリーが装着出来ます。
フロント・リアサイト共にフリップアップ式で、サイト後部のボタンを押し込むとバネの力で起き上がるタイプなのですが、ボタンを押し切るのに結構力が要ります。
リアサイトは、横のダイアルで左右の調節が出来ますが、こちらもやや小ぶりで回し難いです。
リアサイトのビープホール(狙いを定める覗き孔)は前後2枚構造で、前側を前方に倒す事で精密射撃用から、孔の広い近接戦闘用ビープホールに変える事が出来ます。
ストックは、B5 SYSTEMSのBravo タイプで、クレーンストックに似ていますが頬付け部分の膨らみがクレーン・ストックより抑えられていて、とてもスリムな感じです。
バッテリーはバッファーチュープ内に収納するタイプですが、御多分に漏れず狭いです。
ちょっと容量の大き目なスティックタイプを入れようものなら、配線が収まり切れません。
まあ綺麗に収まらなくても、ストックを伸ばした状態で使用すれば問題無いですがね。
コネクタはT型で、バッテリーは7.4Vもしくは11.1Vのリポバッテリーを使います。
11.1Vリポバッテリーが使えるのは驚きですが、私はビビリなのでCレートの低い物(20C)を使います。
レシーバーエンドプレートには、CQDタイプのスリングマウントが装備されています。
ストックにもQDスリングホールが装備されていますし、スリング(負い紐)の取付け自由度は高いです。
トリガーはストレート・タイプで、トリガーガードはトリガーガード内が広くされているカスタム・タイプ。
グリップは、マグプルMOE-グリップに似たタイプで、より垂直に近いグリップ角度を持たせてコンパクトな銃でもしっかり体に引き付けて撃てる、CQB戦(近接戦闘)で有利な仕様になっています。
マガジンはスプリング式ノーマルマガジンで、装弾数は130発。
マガジン底部には、マガジン・ポーチ等から引き抜き易い形状のマガジン・バンパーが装備されています。
マガジンの左側面には残弾確認用の窓が備わっていて、BB弾を40発位装てんすると窓いっぱいになります。
なので窓いっぱいにBB弾が無い時は、残弾が40発を切っている事になります。
マガジン両サイドには、数字を色入れ出来る溝が彫られているので、サバケー等で複数のマガジンを装備する時には、各マガジンの識別用にナンバリングする事が出来ます。
他社製M4マガジンとの互換性も高い様で、写真はLONEX製マガジンですが純正マガジンか?と思うくらいピッタリフィットで、勿論給弾も問題無し。
なのでAMAG、S&TとかHexmag等のお手頃価格帯のマガジンは使えそうです。
チャージングハンドルのラッチ(ロック解除レバー)は大型のカスタムタイプで引き易く、チャージングハンドルを引くと、エジェクションポート内のダミーボルトカバーが後退してホップアップ調整用の同軸ダイアルが出てきます。
カバーはグレーで、ちょっと味気ない感じです。
ダイアルはクリック感は無いですが、スムーズに回せますね。
軽量なのでスコープ等のアクセサリーを複数装備しても、重たくなり過ぎないのは良いですね。
剛性もしっかりしてますし、10インチ・バレル位がバランス良くて使い易いと思います。
内部メカ的には、8mmベアリング・メタル製Gen.2ギアボックス、18:1スチールギアセット、スチール歯ピストンに19000RPMハイトルクモーターと、強化されています。
早速11.1V20Cリポバッテリーを使って撃ってみると、セミオートではプリコッキング搭載電動ガンに引け目を感じない程のレスポンスの良さ。
作動音も質の良さそうな感じです。
フルオート時の発射サイクルも秒間20発程度と、十分にハイサイクル。
7.4Vリポバッテリーにすると、7.4V30Cリポバッテリーで秒間14発程度と普通に、7.4V20Cリポバッテリーだと秒間12発程度まで落ちてさすがにモッサリ感が出ますが、セミオートではフルオート時ほどの落ち込み感はないですね。
弾の飛びは、最初は0.25gBB弾でホップアップ強めで撃つと20m超えた辺りから真横にカーブして行き、ビックリからのガッカリしてしまいましたが、ある程度弾数を撃っている間にホップラバーが馴染んだのか、別人(別銃)の様に真っ直ぐ素直な飛びになってました。
12mでの集弾性もとても良く、実射性能は素晴らしく高いです。
Zion Arms製電子トリガー「NEBULA」が搭載され、バーストショットやバイナリートリガーでも撃てるとなれば、サバゲーに使わずして何に使うのか?と言った銃に仕上がってます。
LANCER TACTICAL・・・・良い!
電子トリガーの、セレクター・フルオート位置での
射撃モード設定はセレクターで行います。
まずバッテリーを繋いでセレクターをセミオート位置にします。
次にセレクターをフルオート位置・セミオート位置・フルオート位置と素早く切り替えます。
(セミオート位置→フルオート位置→セミオート位置→フルオート位置)
するとビープ音が鳴って設定モードになります。
後はトリガーを引く毎に射撃モードが切り替わるので、選択します。
1--セミオート (ビープ音が1回鳴る)
↓
2--2点バーストショット (ビープ音が2回鳴る)
↓
3--3点バーストショット (ビープ音が3回鳴る)
↓
4--4点バーストショット (ビープ音が4回鳴る)
↓
5--5点バーストショット (ビープ音が5回鳴る)
↓
6--バイナリーショット (音違いのビープ音が2回鳴る)
↓
7--フルオート (音違いのビープ音が2回鳴る)
↓
1に戻る
最後にトリガー長押しでビープ音が鳴り、決定&設定モード終了になります。
(バイナリーショットは、フルオート位置でのみ有効で、セミオート位置では普通のセミオート射撃になります。)
距離 12m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
0.25gBB弾 セミオート10発
Lancer Tactical M4 | 19.2℃ 45% |
0.20gBB弾 平均初速 | 91.7m/s |
1発目 | 91.7m/s |
2発目 | 92.0m/s |
3発目 | 91.5m/s |
4発目 | 91.6m/s |
5発目 | 91.7m/s |
Lancer Tactical M4 | 19.2℃ 45% |
0.25gBB弾 平均初速 | 75.8m/s |
1発目 | 75.1m/s |
2発目 | 76.4m/s |
3発目 | 76.0m/s |
4発目 | 75.8m/s |
5発目 | 75.7m/s |
0.20g、0.25gBB弾の初速は、それぞれでの適正ホップ時の数値です。