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現在では国内でも、沢山の海外メーカーがエアガンを販売していますが、中でもG&Gアーマメント社のエアガンは、品質が良く高級タイプのエアガンを作っていて、国内に正規認定ショップもありアフターサービスも充実していると言うのが、私の認識です。
2001年にカスタムパーツ・メーカーとしてスタートしたG&Gは、2004年から自社製造のエアガンの販売を始めました。
当時の海外製電動ガンは安さだけが取柄だった様ですが。
ひと昔前の海外製エアガンは、国内メーカーが作っていない目新しいモデルが多くて、しかも価格が安く手に入るのですが反面、内部メカはそもそも粗悪な作りなうえに日本の規制に合わせるため、輸入時に適当な方法でデチューンを行っていたので、最初からまともに飛ばない物も多く海外製電動ガンを買ったらまず、中身の重要パーツをマルイ製に入れ替えるのが、お約束だったようです。(私は長らく怖くて手を出せませんでしたが)
しかし近年、メーカーさんが日本仕様を作ってくれる様になると品質は飛躍的に向上し、現在では海外製電動ガンは新品箱出し状態でも、まともに撃つ事が出来る物が殆どなのではないでしょうか。(まあ、一定数の不良品はあるにせよ)
私自身も最近では、新品で弾がまともに出ない物にお目に掛かった事は無いです。(まあ個体差で調子がイマイチな物はありますが)
さらに電子トリガー等の電子制御技術は、国内メーカーより進んでますし。
特にG&G製電動ガンは、マルイ製に迫る程の実射性能と噂に聞くので今回は楽しみです。
MOSFET ETU電子トリガー電動ガン
可変ホップアップシステム
全長 506mm
重量 2,420g
装弾数 450発(ゼンマイ巻上げ式)
価格 55,880円 (税込)
G&Gの製品ラインナップは大きく分けて、実銃のリアリティを追求したモデルとサバケーを意識して取り回し易さを重視した、オリジナルデザイン・モデルに分けられますが、ARP556はオリジナルデザイン・モデルの上級グレードという位置付けになります。
分類的には、GC-INTERMEDIATE シリーズに属します。
先に販売され絶大な人気を誇る「ARP 9」の姉妹機になりますかね。
G&G ARP9
ARP 9はM4系ベースながら、市街地戦用に威力を落とした9mm口径モデルという実銃でもよく見掛けるカスタムをコンセプトにしたオリジナルデザインモデルでG&G COMBAT MACHINE シリーズになります。
ARP556は名前の通り、5.56mm弾を使うM4系そのままと言うコンセプトのオリジナルデザインモデルです。
樹脂製レシーバーのARP 9に対し、ARP556は金属製に強化され11.1Vリポバッテリー推奨でメカボックスもハイサイクル・タイプにチューンされています。
アルミ製レシーバーの塗装は、ややザラッとした質感のマット仕上でコンパクトな外観と相まって、塊感強いです。
まあ、実際剛性感も凄く良いですが。
レシーバーにある、プリントの様な、レーザー刻印の様なホワイトの文字にはメーカーやらシリーズ名、シリアルナンバーが書かれています。
ハンドガードはアルミ製で、レシーバートップから20mmのマウントレイルが一直線に伸びてきてます。
両サイドと底面には、M-LOK規格のスロットが装備されています。
マズルには、マッシュルーム・タイプと言うのか、クッキーカッター・タイプと呼んで良いのか、独特な形状のハイダーが装着されています。
そもそもハイダーと言っていいのかも分かりませんが。
フラッシュハイダーを外せば14mm逆ネジ仕様になっているので、各種アイテムを装着出来ます。
写真はマルイ製ショートタイプ・プロサイレンサーなのですが、根元のギザギザ部分が僅かにハンドガードと干渉しました。
ハンドガードのアンダースロットには、マグウェルグリップを装着してみました。
フロントサイトとリアサイトは共に脱着可能な可倒式で、フロントサイトはダイアルを回して上下の調整が出来ます。
ビープホール式のリアサイトも、ダイヤルで上下左右の調節が出来るフルアジャスタブルタイプで、見た目もとてもスリムでシンプルです。
セレクターレバーはアンビ(両側)タイプで、ちゃんと両側にピクトグラムの刻印がはいっています。
ちょっと軽く回ってしまうのが、欠点かな。
マガジン・リリースボタンもアンビタイプで、結構重宝します。
トリガーはストレートタイプ。
トリガーガードも外側(下側)に膨らみ、トリガーガード内の空間が広げられグローブをはめた手でも操作し易くされています。
グリップも根元が絞られていて、握り易いですね。
ストックは「GOS-5V」と言う、2ポジションのワイヤーストックタイプで収納した状態からリリースボタンを押すと、バネの力で少し飛びだ・・・さないね。
まだ動きが渋い様なので、そのまま引っ張り出します。
11.1Vのリポバッテリーはストックチューブ内に収納します。
まずワイヤーストックを引き抜き、ストックチューブ後端のロック解除ボタンを押してフタを外します。
でバッテリーと接続コードを繋いで元に戻すのですが、コードにはMOSFET基板やらヒューズも繋がっていて長~いので、これをバッテリーと共に収めるのは大変です。
今回使用したのは、VBpower11.1V 1000mAh スティックタイプ・リポバッテリーですが、サイズ的にギリギリな感じでした。
附属のマガジンはスチールプレス製のゼンマイ巻上げ式多弾数マガジンで装弾数は怒涛の450発の大容量。
マガジン底部には、雰囲気のある刻印も施されています。
しか~し、これでも直ぐに弾切れになっちゃうのよ!と、お嘆きなら・・・・しょうがない。
もうこれしかありません!G&G製の2,300連ドラムマガジンでございます。
そこそこの出費にはなりますが、これならチマチマとマガジン交換をする必要は御座いません。如何でしょうか?
ARP556はM4系スタンダードタイプのマガジンに対応していますので、相性はあると思いますが、各社のマガジンが使えます。
ただし、装弾数の多いスプリング式ノーマルタイプのマガジンでは、BB弾を押し上げる力が弱い物もあり、ハイサイクルの射撃に給弾が追いつかない場合もあるので、注意が必要です。
アンビタイプのチャージングハンドルを引くと、ダミーボルトのカバーが後退して、ドラム式のホッフアップ調整ダイアルが出てきます。
ドラム式ダイアルは、回してる感覚がしっかりあるので使い易いです。
ARP556を構えた感じは、非常にコンパクトで適度に重さもあり取り回しがとても優れています。
コンパクト過ぎて、ハンドガードを持つ手がズルッとマズルの方に行きそうで怖いのですが、M-LOK対応のハンドストップ(このページのトップの写真参照)を装着するのも良いですね。
見た目は頼りなさそうな、小型で簡易的なワイヤーストックも反動の無いエアガンならば、十分使えると思いました。
ARP556はETU(エレクトロニック・トリガーユニット)プラスMOSFETを搭載しているので、トリガーの焼き付きやセミオート連射時のセミロックを防いでくれます。
またバッテリーを繋いでいる時に、セミオートポジションでトリガーを10秒間引き続ける事で、フルオート射撃と3ショットバーストを切り替える事も出来ます。
(一発空撃ちをする事になるので、周りに配慮が必要です。)
回転スピードが早いハイサイクル仕様なので、セミオートのキレやトリガーレスポンスも抜群に良く、満足度高いです。
セミオートや3ショットバーストの連射が、とても楽しいですね。
私の使用環境では、フルオートでの回転スピードは秒間22発で、大量の弾が一直線に連なって飛んで行く様は圧巻の一言です。
ひとつ気になったのが発射音で、文字にするのが難しいですが「パチン!」と大きな甲高い音がします。これはわざとですかね。
フラッシュハイダーの形状も、よく見ればメガホンみたいですしけたたましい大きな音で、敵を威嚇する用の音ですね、これは。
試しにマルイ製ショートタイプ・プロサイレンサーを装着して撃ってみると音量こそあまり変わらないものの、甲高い高音部分が消えてマイルドな音質になったので、射撃音がどうしても気になる方はサイレンサーで試してみて下さい。
実射性能に関しては素晴らしく、マルイ製かと見まごう程です。
ハイサイクル仕様なためか初速がやや低めの設定ですが、短い銃身にもかかわらず、30m位の距離なら何の引け目を感じる事も無いでしょう。
スコープを装着して狙撃に使っても良いくらいです。
近距離12mでの集弾性も抜群に素晴らしい結果でした。
近年の海外製電動ガンの電子トリガー化や電子制御化はめざましいものがありますが、同時に取扱いに気難しさが増えたり、益々水や水気に弱くなったりと諸手を挙げて・・・とはいきませんが、でもとにかく楽しい!これに尽きます。
それがいっぱいに詰まっているのがARP556なんです。
フルオートの発射サイクルは、秒間22発
距離 12m 2cm刻みの円 0.25gBB弾
セミオート10発
G&G ARP556 | 20.4℃ 39% |
0.20gBB弾 平均初速 | 77.7m/s |
1発目 | 78.0m/s |
2発目 | 78.2m/s |
3発目 | 77.8m/s |
4発目 | 77.2m/s |
5発目 | 77.3m/s |
G&G ARP556 | 20.4℃ 39% |
0.25gBB弾 平均初速 | 70.8m/s |
1発目 | 70.9m/s |
2発目 | 70.4m/s |
3発目 | 71.1m/s |
4発目 | 71.2m/s |
5発目 | 70.5m/s |
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