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KAC(ナイツ・アーマメント社)と言えば、アメリカ軍におけるM4カービンのレイル・ハンドガードシステムの歴史を築いた会社で、M4カービンのハンドガードを上下左右の4面にピカティニー規格のレイルが備えられた物と交換して運用するRAS(レイル・アダプター・システム)やRIS(レイル・インターフェイス・システム)に始まり、現在のURX4(アッパー・レシーバー・エクステンション4)では、バレルに負荷が掛からない様に、ハンドガードはアッパーレシーバーと一体化して完全にフリーフロート化されました。
M4カービンでは特徴的だった三角形型フロントサイトは取り除かれ、レシーバーから切れ目なく続くトップレイルは、ハンドガード先端まで伸びています。
4面にレイルが取り付けられていたRASでは重量がかさみ、カバーを付けていないと持ち難いし、素手で握ると手を切ってしまう事もありました。
URX4ではハンドガードに無数のKeyMod規格、またはM-LOK規格の孔が開けられ必要な場所のみレイルや規格対応アクセサリーを装着することで、軽量で握り易いシステムに進化しています。
アメリカのVLTOR社が開発したKeyModも、マグプル社が開発したM-LOKもどちらも優秀なシステムですが、2017年にアメリカ海軍の行った耐久比較試験でM-LOKは最も優秀なモジュラーレイルシステムであると発表されたので、現在はL-LOK有利の状況になっていますね。
G3電子トリガー電動ガン
可変ホップアップシステム
全長 685mm-775mm
重量 2820g
装弾数 300発(ゼンマイ巻上げ式)
価格 38,500円 (税込)
S&T製SR-16 TANカラーです。
ハンドガードとレシーバーがフルメタルで、、非常に重量感と剛性感が有ります。
レシーバー部分の刻印類は、ライセンス契約してましたっけ?と確認したくなるほどリアルで、しっかりした刻印です。
ただセレクターはアンビ(両側仕様)では無く、右側はツルツルで刻印のみの寂しい感じ。
ダミーでも良いから何か付けて欲しかった。
あと、相変わらずエジェクションポートはグレー色なのも・・・ねえ。
トリガーガードもストレートタイプで味気ないです。
この辺は、コスト的な問題でしょうか。
M-LOK仕様のハンドガードは細身で握り易く、レシーバーにしっかりと固定されています。
ハンドガード内のアウターバレル上部には、ちゃんとガスチューブが再現されています。
最初から、短めが2本と少し長めが1本のM-LOK用マウントレイルが付属しているので、取りあえず新たに買い揃える必要がないのは、有難い。
メタル製のレイルって、結構な値段しますし。
アンダーマウントレイルには、BCM ガンファイタータクティカル タイプグリップが付属しています。
これは小型タイプなんですが、やや傾きが付けてあって意外と握り易いです。
底面がラバーのフタになっていて、小物が収納出来るので便利です。
また、M-LOK用とKeyMod用のアタッチメントが付属しているので、レイルを介さずに直に取り付ける事も出来ます。
写真写りが悪くて、本当はこんなに黄緑っぽく無いですが、照明の影響かな?。
マズルには、メタル製シュアファイアSFMBタイプのフラッシュハイダーが装備されています。
しかしなんですね、フラッシュハイダーも色々な形状があって、もう格好いいんだか悪いんだか良くわかりません。
フラッシュハイダーは日本国内ではお約束の、14mm逆ネジ仕様で取り付けられていますが、ねじ込んでるだけで固定はされておらず、最後までねじ込んだ時に見た目に丁度良い位置で止まらず、ちょっと緩めて修正してやると、そのうちどんどんネジが緩んじゃいそう。
固定用のイモネジとかお願いしたいところです。
まあ早速小型のサプレッサーを装着してみました。
ちょっと細身すぎたかな。
トップレイル前後に取り付けられているフロントサイト、リアサイトはメタル製のフリップアップ・タイプ。
リアサイトは近接戦闘用と精密射撃用を、シーソー式に切り替え出来るビープホール・タイプで、左右の調節が出来ます。
調節ダイヤルが少し固めなので、マイナスドライバーを使うのが楽です。
フロントサイトも、ネジ式で上下の調整は出来ますが、調節用工具は付属していないので、回し難いですね。
チャージングハンドルを引くとダミーボルトのカバーが少し開いて、中にあるホップアップ調整ダイヤルが見えてきます。
ダイヤルは大きくて軽く回りますが、クリック感はありません。
ダミーボルトのカバーは、薄っすらと模様が付いてますが、質感も全然ボルトっぽく無いし、雰囲気がありません。
もう少しボルトに似せようとして欲しいですよねえ。
ストックは6ポジションのクレーンタイプで、ラバー製のバットプレートとカバーパーツを外して、スティックタイプのバッテリーならリコイルバッファ・チューブ内にセパレートタイプならリコイルバッファ・チューブ両脇の空きスペースに収納します。
ストックにはQDスイベルを付けられるQDスリングホールがありますが、なんか耐久性に不安が残るので、レシーバーエンドにがっちり装備されているタクティカル・スリングプレートを使用するのが得策かと。
グリップはBMCガンファイタータイプで、通常のグリップより垂直(バーティカル)に近い角度のグリップ形状で、ストックを縮めた状態とか近接戦闘時でも楽な姿勢でグリップを握る事が出来ます。
マガジンはスチールプレス製ゼンマイ巻上げ式多弾数マガジンで装弾数は300発。
マガジン上部のフタを開け、BB弾をジャラジャラ流し込みマガジン底部のゼンマイを巻上げれば装てん完成。
ただ、折角のTANカラーSR16なんですからマガジンの色も合わせたい気が。
という事で、社外製M4汎用タイプ・スタンダードマガジンを装着してみました。
通常サイズがG&P製GMAG-130連マガジン。
ショートタイプがARES製AMAG-100連ショートマガジンです。
ARES製ショートマガジンは、コンパクトなのに100連と容量が多く雰囲気のある刻印も入っているので、今お気に入りのマガジンです。
どちらのマガジンも装着時のフィット感に違いはありますが、作動に問題はないです。
汎用タイプマガジンと言っても、メーカー間の相性によってはすり合わせが必要だったり、装着出来ない物もありますので、購入時には確認が必要です。
まあ、もしくは私の様に大丈夫だろうと思い込んで買っちゃう、だろう購入も一か八かでワイルドかも。
フルメタルのレシーバーは構えてみても、きしみ音一つせず剛性感があり重量感と相まって満足度高いです。
垂直に近いグリップの効果か、CQBタイプのM4なら取り回しが良く感じます。
作動音はいつものS&Tらしい少し周波数の高い音が響きます。
モーターが調子いいのか、マルイ製スタンダード電動ガン並み(やや遅いけど)に回転スピードがあるので、セミオート時の電子トリガーによるキレの良さが引き立ちます。
ただ0.25gのBB弾を使うとホッフアップの掛かりがに問題があるのか、強ホップになってくれません。
ホッフアップ調整のため弱ホップから徐々にホップを強くしていっても、フラットな飛びで30m過ぎ位から落ちていく、やや弱ホップ状態が続き、そのままホップを強くしていくと30手前で極端にドロップする過剰ホップ状態になってしまいます。
しかし0.20gのBB弾を使うと、軽くてホップが良く掛かるせいか、いつも通りのフラットで伸びやかな飛びに戻ってくれます。
0.25gでも初速はあるし、距離12mの集弾性も良いのですが、ホップの掛かりだけが悪いです。
飛距離もそこそこ飛んでるので、このままでも良いと言えばいいのですが個体差レベルの不都合と言えど、モヤモヤが残ってしまいます。
なんとか治したいところですね~。
距離 12m 2cm刻みの円 0.25gBB弾
セミオート10発
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