ズーム式スコープ
全長 約206mm(実測)
重量 556g(実測)
倍率 3~9倍
イルミネーション 赤・緑 無段階調整
対物レンズ径 32mm
チューブ径 25mm(1インチ)
電源 CR1620ボタン電池1個
価格 17,500円 (税別)
マルイさん純正のスコープと言えば、シンプルな3~9倍ズームの「プロスコープ ズーム」と、レティクルを光らせる機能が付いて、コンパクトな「イルミネーテッド ショートズームスコープ」でした。
このショートズームスコープは、エアガンには最適と思える1.5~4倍ズームで、外観もスリム。
玄人っぽい形状の中に充実した機能満載で、個人的には好きなスコープだったのですが、一般的には受けなかったのか見た目カッコ良く、倍率も3~9倍に変更された「NEWイルミネーテッド・ショートズームスコープ」にモデルチェンジしました。
やっぱりスコープ付けるなら、ある程度高倍率じゃあないとうけないのかな~?。
まあ、早速比較を。
写真の一番上は、モデルチェンジ前のショートズームスコープです。
マウントリングは別売で、対物レンズ側が細長いのが特徴でした。
比べてみるとモデルチェンジして、全長がかなり短くなったのが分かります。
チューブ径は30mmから25mmに、対物レンズ径は28mmから32mmに変っています。
まあ、ズーム倍率が全然違うので、モデルチェンジと言うよりは、全く別物になっちゃった!!という感じかな。
工具無しで銃側のマウントベースに取り付け出来るマウントリングが最初から付属しています。
ちなみに一番下は、一般的な3~9倍ズームスコープ。
と言っても千差万別なので、まあ長さ的にこれ位かなという比較に。
前モデル同様、ワンタッチで開ける事が出来るバトラーキャップが付属します。
日差しが強い時に取り付けるシェードも付属しています。
シェード先端にバトラーキャップは、取り付け出来ない事もないですが若干径が細くなるので、取り付けが緩いです。
ここで各部分のおさらいを。
対物レンズ→銃に取り付けた時に、ターゲット側にあるレンズ。
接眼レンズ→銃に取り付けた時に、射手が覗く側のレンズ。
エレベーション調整ダイヤル→着弾点の上下修正ダイヤル
ウインテージ調整ダイヤル→着弾点の左右修正ダイヤル
マウントリング→銃のマウントベースにスコープを固定するためのパーツ。
マウントリングが別売の場合は、スコープのチューブ径(胴体の径)に対応した物を選ぶ必要があります。
このスコープには、ワンタッチでマウントベースに固定出来るマウントリングが付属しています。
起こしてるレバーをパチンとするだけでマウントベースに固定出来、一発装着完了。
マウントベース側の微妙な幅の違いに対応するため写真の様に六角レンチで、幅の微調整が出来ます。
一度銃に装着したら付けっ放しですから・・・・という方はあまりありがたみは無いかもしれませんがね。
また、レバーが有る分だけ、見た目のスッキリ感は無いのですがやっぱり便利ですよね~。
アイリリーフの比較
倍率を変えるズームリングは、接眼レンズの前にあります。
操作感はスムーズですが、やや重め。
アイリリーフ
ドットサイトやホロサイトと違い、スコープはレンズで構成されているのでスコープを覗く距離が近過ぎると、覗いた時に見える像の外側周辺に黒く影がでます。
なので影が無くなり、像がはっきり見える位置まで目を離す必要があります。
この一定の距離の事を「アイリリーフ」と言います。
だいたい10cm程度です。
このとき、視力が弱い方等、レティクル(スコープを覗いた時に見える十字)が見ずらい場合は、接眼レンズ後端の視度調整リングを回してアイレベルの調整をします。
フロントフォーカス OR サイドフォーカス
スコープの倍率を上げた時にレティクルやスコープ内のターゲットがぼやける場合には、フォーカスリングをまわして、はっきり見える様にピント調節をします。
このピント調節のリングが対物レンズの部分にある物を「フロントフォーカス」スコープ中央部分のウインテージ調整ダイヤルの反対側にある物を「サイドフォーカス」と呼びます。
着弾点修正のなかには、カバーを取って、中のノブを指やマイナスドライバー等で回すタイプの物もありますがマルイのショートズームスコープは、ダイヤルが露出してるタイプ。
ダイヤルの上部には「1/4"100Yds」と書かれています。
これはダイヤルをカチッと1クリック回すと、100ヤードで着弾が1/4インチずれるという事。
100ヤードは、91.44m。1/2インチは6.35mm。
まじか!!?
ダイヤルを回した時のクリック感や重さは、ある意味スナイパーを高揚させるほどに良いレベル。
タイイヤルの根元部分には、ダイヤルの回転をロックする「ロッキングリンク」が装備されています。
これで友達に回された!!とかの誤操作も防げます。
ダイヤルの回転はある程度重みのある物なので、何かに当たって回ってしまう事はないでしょうけど。
レティクル(ターゲットを狙う十字)はミルドットタイプ。
ミルドットタイプは、レティクルの中央部分に丸い御団子(ドット)が連なってるのが特徴。
実銃レベルのミルドットレティクルは、シンプルだけど奥が深くたとえばドットからドットの間隔が1MIL(ミル)になっています。
ミルは角度の単位で、長さの単位に変えると100mの距離で約10cmになります。
100mの距離で、丁度ドットからドット一区切りの長さの物が見えたらその物体の長さは10cmです。
逆に言えば10cmと分かっているターゲットが、ドットからドット一区切りに見えたら、ターゲットとの距離は100mという事になります。
それを応用すれば、ある程度大きさが分かる物(例えば人の頭)がターゲットなら、ターゲットとの距離が導き出せるという訳。
まあエアガン用のスコープですから、そんな精密な物ではないでしょうけど。
雰囲気は楽しめると思います。
(ターゲットがぼやけているのは、撮影技術が未熟なせいです。)
暗い場所などでレティクルが見えずらい時などは、レティクルを発光させる事が出来ます。
イルミネーションはレッドとグリーンで、イルミネーションダイヤルを回す事で、明るさを無段階に調節出来ます。
大陸製格安スコープ等では、イルミネーションと言っても輝度が全然低かったり、明るさ調節しても殆どかわらなかったり電気系統が悪く、すぐに光らなくなったり・・・・
勿論まともな製品もありますが、粗悪物も多いです。
そう言う点では、マルイさんが売ってる物だからという安心感はありますね。
(ターゲットがぼやけているのは、・・・・・・・・・)
イルミネーションの電源は、CR1620というボタン電池。
イルミネーションダイヤル内に装着します。
付属していた電池でも結構長く遊べます。
ゼロイン
銃にスコープ等を取り付けただけでは、レティクルの中心と実際の着弾点はずれています。
なので狙点と着弾点を合わせるための修正作業が必要になります。それを「ゼロイン」といいます。
今回は黒丸の部分が34cmある巨大ターゲットを作って撃ってみました。
(私も通常はA4コピー用紙がターゲットなのですがターゲットが小さい場合は、近距離から撃ってみて適当に修正しながら下がっていくのがお勧め。いきなり遠くから撃つと、とんでもなくずれて飛ぶ場合もありますからね。)
銃はマルイ・VSR10Gスペックで、距離12mから5発づつ全てターゲットの中心を狙って撃っています。
エアガンの場合、弾はそんなに精密には飛んでいかずばらけるので、数発づつ撃って平均で判断するのが良いでしょう。
修正無しだと、エベレーション(上下)はまあまあの所。
ウインテージ(左右)は丁度黒丸の境付近に、かなり左にずれて着弾しました。
まあ、これは取り付ける銃によってバラバラな結果になりますが。
次は右に修正するため、ウインテージダイヤルのみ、ダイヤル1回転右に修正しました。
あと2回同じ様にして撃ったのが上の写真。
修正3回転目だけ、何故か上方向にも若干修正されていますが距離12mでは、1回転で5~6cmずつ修正されています。
結果的にはターゲットまでの距離12mで、ダイヤル3回転修正すると15.5cm移動した事になります。
あと少し右上に着弾修正すれば、ゼロイン作業は完了です。
コンパクトなショートズームのスタイルは、タクティカリーなライフルやアサルトライフル等も似合うかもしれませんね。
便利な機能や修正補正調節など、揃っているしイルミネーションの華やかさもあり。
画像の明るさもクリアです。
エアガンの世界では、アクセサリー的要素が強いスコープ等の光学機器は、まあ格安で揃えるのもいいですが拘りの逸品でバチッと決めるのも一興かと。
ちょっとついでにコーナー
光学機器を扱う時によく出てくる言葉に「パララックス」というのがあります。
これは銃にスコープ等を取り付けた時に、銃身とスコープの高さから生じる誤差、視差のこと。
弾が銃から真っ直ぐ飛んでいき、スコープも銃に対して水平に取り付けられているとするなら、スコープの高さの分だけ上方に着弾がずれる事になります。
これが「パララックス」。
たとえば精密射撃等でパララックスをなくすために、10mで着弾修正した場合、10mから離れるほどパララックスは大きくなります。
なので精密射撃の場合は、ターゲットの距離が変わる度に着弾修正が必要になります。
実際には弾は放物線を描いて飛んでいきますし、ホップアップの絡みもありますので、もっと複雑な読みが必要になりますね。