実銃グロック17は、オーストリアのグロック社が開発した自動拳銃です。
1982年に西欧市場デビューし、1983年オーストリア国防軍の次期正式拳銃トライヤルで、同国のビッグ銃器メーカー「スタイヤー社」が有力視される中予想に反して選ばれました。
銃器開発は初めてというのに。
1985年にはアメリカに進出し、フレーム全てが樹脂製のポリマーフレームオートとしては最初の銃であるグロック17は、最も商業的に成功したポリマーフレームオートとなりました。
そんなグロック17も2017年に第5世代「Gen.5」モデルが発表されました。
まだまだ進化し続けてます。
ブローバック ガスガン
可変ホップアップシステム
全長 202mm
重量 709g
装弾数 25発
初速 71.6~72.8m/s
価格 16,800円 (税別)
国内のエアガンでは、マルイさんから第4世代(Gen.4)グロック17が2020年に発売されました。
今までのグロックとGen.4グロックの大きな変更点は、グリップの滑り止めでしょう。
手元にGen.3グロック17が無いのでグロック18で比較しますがGen.3では側面はザラザラとした模様で、前後は四角いチェッカリングに対してGen.4は全体的に細かい四角形のドットパターンになっています。
2丁を握り比べてみると、確かにドットパターンのほうが手に引っ掛かる感触が強く、しっかりグリップしている感じです。
まあ、四角い物を握っているという感覚は、今まで通りですけどね。
それからGen.4はグリップのバックストラップの交換が出来る様になりました。
初期状態はバックストラップを装着して無い状態で、Sサイズと言う事になります。
私の様な指の短い方とか、手の小さい方とかは、このままで満足なのですが物足りない方はバックストラップを装着します。
バックストラップは、ショートタイプのMサイズとLサイズ、ビーバーテイルタイプのMサイズとLサイズの4枚が付属します。
ショートタイプMサイズを装着した状態が、Gen.3グロック17と同サイズらしいです。
まずグリップ後部のピンを抜いて、グリップ内側の矢印の部分を指で押すとグリップ底部に隙間が空くので、そこにバックストラップのフックを引っ掛けます。
後はバックストラップ全体的をピッタリ貼り付けて、元のピンより少し長い別に付属しているピンをはめれば完了。
ただ、このピンを抜いたり挿したりが、付属の治具だけでは固くて難儀します。出来れば小型のプラスチック・ハンマー等があった方が作業がスムーズです。
写真左下はショートタイプLサイズ、右はビーバーテイルタイプMサイズを装着しています。
バックストラップは、そう頻繫に交換する物ではないですが治具を使わないとか、もう少し楽に簡単に出来れば嬉しいのですが。
スライドの刻印は、何故か文字が太くなってしまってます。
Gen.3の方が細い文字で、実銃に雰囲気が近かったのに残念です。
逆にチャンバー上部の刻印は、よりリアルになって良いですね~。
ただ作動性の向上のためか、チャンバー上面の前部(矢印の部分)がやや削られた形状になり、チャンバー全体も少し沈んだ感じになっているのは気になります。
今までは、スライド上面と面一だったのに。
アウターバレルは従来の物より、こげ茶っぽい色が混ざった色に変更されていて、これが金属っぽく見えます。
実銃Gen.4グロック17の、リコイルスプリングの2重化はエアガンも同様に再現されています。
実銃でのリコイルスプリング2重化は、反動の軽減と寿命の延長に効果があるそうです。
スライドストップ・ノッチの裏側には、金属の補強パーツが装着してあるので、ノッチが変形する事はありません。
マガジンキャッチ・リリースボタンは、Gen.3に比べて2倍ほど大型化されています。
しかも左利き用のために、左右入れ替えが出来ます。
なので、ダイカスト製装弾数25発のマガジンには、マガジンキャッチ用の切り欠きが両側にあります。
マガジンは旧タイプと互換性はありますが、リリースボタンを右側に付け替えた時に、旧タイプの左側に切り欠きが無いマガジンを装てんすると、落ちてくるので注意です。
ホップアップの調整のダイヤルは、チャンバーの左横にあるのでスライドをホールドオープン状態にしてから、指で回します。
工具不要で、スライドを外さなくても調節出来るので、屋外で使用中にちょっと調節したい時など便利です。
シリアルプレートがマニュアル・セイフティになっているのは今まで通り。
以前の物より角が付いて、四角くなりました。
最近のマルイ製だと、新品のうちは作動が渋いモデルもありますがこのグロック17は、作動も操作も最初からスムーズです。
トリガーは軽くて切れが良く、リコイルショックは以前の物より強くて芯がある感じ。
ドンと手に伝わる撃ち心地は随分と良くて、リズミカルに撃ちたくなるほど。
ついつい、連射してしまいます。
フラットな飛びと纏まりがある集弾性は、さすがマルイさん。
ホップも安定しています。
後は、もう少しお座敷シューター寄りな仕上げにしてもらえたら
嬉しいのですが。
距離 10m 半径2cm刻みの円距 0.20gBB弾10発