ブローバックガスガン
可変ホップアップシステム
全長 222mm
重量 710g
装弾数 25発
価格 15、800円 (税別)
実銃の世界でも、今では当たり前になったポリマーフレームオートの先駆けと言えば、 グロック17.
その競技用ロングバレルモデルとしてグロック17Lがありましたが、シューティングマッチの中の、IDPA競技規定ではオーバーサイズになります。
なので、規定に適応させるために作られたモデルがグロック34になります。
現在エアガンではKSCさんのブローバックガスガン・グロックシリーズがすでに充実したラインナップを誇っています。
更に、マルイさんもグロック17シリーズや18に26等 出てますので、このグロック34も・・・まあ見た目の新鮮さは無いのですが マルイさんがグロック34を出した!!
という事でその実射性能が気になる所ですかねえ。
マルイさんのグロックは久しぶりだったのですが、スライドの質感がなんだか 変わった様ですね。
前はもっと艶消しでサラリとした質感だったのですが少々ザラッとした感じに。
使用している分には、今回の仕上げの方が軽い擦れキズ等は目立ち難いと思います。
あと刻印は相も変わらず・・・・ですね。
あー太くて逞しいご立派な文字で・・・・・・・・。
まっまあ、細かいことは気にせず手元にあったKSC製グロック17と比べてみました。
写真下側のグロック17に比べると、ロングバレル&スライドなのが良くわかります。
またグロック34のスライド先端は、グロック17よりエッジを深く削っています。
ただしインナーバレルはアウターバレル先端まで伸びていません。
見た目には、インナーバレルが目立たなくて良いのですが実射性能的には少し残念かも。
これはメーカーさん的に事情があるのでしょうけど、やっぱり残念。
データを見てみると、インナーバレルの長さは102mm。
同じマルイ・グロック17のインナーバレルは97mmなので、5mmほど長い事になります。ん~ちょびっとだな~。
グロック34の最大の特徴といえば、軽量化のためスライド上面に開けられた大きな穴。
これだけ大きく開いていれば、さぞかし放熱効果も大きいでしょうねえ。
エアガン的にも軽量化のメリットは多少ありそうですがそれよりも、この大きな穴のおかげで埃がけっこうはいっちゃうんですよね~。
しかも通常分解しないと掃除し難いときたもんだ。
だからと言って埃っほいままにしておくと、掃除嫌いのずぼらな奴と思われてしまうじゃあないか!
え??私の部屋が埃っぽいんだろうって?・・・・・・・失礼しましたー!!
あと、普通のグロックと違う所はスライドストップかな。
グロック17の物に比べるとロング・・・というか後部がポッコリと立体的に膨らんでいて 押し下げる時の指の掛かりが良くなっています。
勿論スライドストップ・ノッチの裏側には、ノッチ削れ対策の金属パーツが装着されていますので、どんなにスライドストップレバーが激しく当ってもノッチが変形する事はありません。
これって、マルイさんとかウエスタンアームズさんでは当たり前な事になったけど、以前のエアガンは全くの無防備でしたから。
ノッチに負担をかけない様に最終弾は撃たないとか、最後の弾はスライドストップレバーを指で押さえながら撃つとか。
ハイレベルな方は自分で金属プレートをスライドに埋め込んでましたね。
そしてたま~に、贅沢にも最終弾まで撃ってホールドオープンさせて「ああ、やっぱええな~!!」なんて感じでした。
今でもノッチ削れ対策に積極的なメーカーと、そうでないメーカーとありますのでノッチの削れや変形を気にする方は、注意が必要ですね。
それからマガジンキャッチ・リリースボタンも通常より長くなっていて容易に確実に押せる様になってます。
まあ劇的な変化ではありませんが、拘りを感じる部分ですね。
拘りと言えばリアサイトは上下左右に調節が出来るフルアジャスタブルタイプです。
今付属のドライバーで挿しているネジを時計回りに回すと、リアサイトが右に動き、着弾も右側にずれます。
そのとなりのネジを回すと、同じ様に上下の着弾修正が出来ます。
ホップアップの調節ダイヤル位置は、マルイさんではスタンダードなチャンバー下部。
調整するにはスライドを外さないといけませんが、工具が要らないので便利です。
それにマルイさんだけに、実射性能は安定感あありますのでホップを微修正する機会もそう無いでしょう。
実際新品箱出し状態で、既に程好いホップ状態になってるのであえて触る必要も無いくらいです。
好みでやや強めとか弱めにする位でしょう。
安全性の面では、実銃と同様のトリガーセイフティの他にフレーム下部のシリアルプレートがセイフティになっています。
プレートをスライドさせる事でセイフティ状態になりトリガーがロックされます。
ついでに言えば、そのトリガーの位置で今ハンマーが起きているかどうかが分かります。
つまりトリガーがコッキングインジケーターの役目をしています。
スライドを引いて初弾装てんするとハンマーがおきますが、その時トリガーはにゆにゅっと前方に出てきます。
ガスブロ・グロックはハンマーは内臓で、外からは当然見えないのでささやかながら、親切な機能と言えます。
ロングスライドは、実射以外にも良いところがあります。
コンパクトな銃だとアンダーマウント装備でフラッシュライトを装着してみてもライトだけが前方に飛び出たスタイルになり、イマイチ美しくないのですがグロック34だとバランス的にピッタリ収まります。
なんだか余裕の美しさを感じるでしょ~?
最近のマルイさんの新品だと、馴染むまで若干動きが渋い物もありますがこのグロック34は最初からスムーズですね。
ブローバックガスガンからすると最悪な季節ですが、マガジンを暖めて撃てばそれなりに、まともに作動してくれるのは、さすがマルイさんと言ったところ。
グロックシリーズの他のモデル同様、ビシッ、ビシッと鋭いリコイルショックで本調子になる季節が待ち遠しく思える銃です。
今回はより安定感を持たせるために、グロック18が発売された時の50連マガジンを装着。
マガジンは今までの物と共用できます。
それとより正確に照準して銃の実力をしるために、1番上の写真に写ってるアンダーマウントレイル装着タイプのマウントにスコープ(写真はオープンタイプの ドットサイトですが電池が切れて使えませんでした)を装着してテストしました。
ちょっと反則ぎみというか、射手(まあ・・・私)が楽したというか・・・・
まあ実力は素晴らしいの一言。
外に出て遠射してみても、気持ち良いほど真っ直ぐに飛んで行きます。
あとは同じマルイさんのグロック17等とどれだけ実射性能に差があるかですよね~。
厳密に測定すれば実力は上でしょうけど、ざっくりと見れば同じくらいか。
しかし見た目で言えば「グロック17?、いえいえ34ですけど」と、なんだか玄人っぽいじゃあないですか。
通常のグロックより長くてカスタムパーツで微妙に違う・・・・・
なんとも玄人っぽい。
サバゲーでも、グロック17より少し長い玄人っぽい銃を腰に挿す。
ん~良いじゃあないですか。
これは実射性能以上のアドバンテージだー!!
7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾10発