トンプソン M1は1942年にアメリカ軍に制式採用された短機関銃で同じ年には、若干改良されて、M1A1になりました。
戦争映画にもよく登場していて、有名なところでは「プライベートライアン」(1998年公開)で、トム・ハンクスが演じたジョン・ミラー大尉が使ってましたね。
しかし個人的に衝撃だったのは、アメリカのテレビドラマ「コンバット!」(1962-19672吹き替え版放送)で、サンダース軍曹が使っていたのはトンプソンのM1A1ではなく、一つ前のモデル M1928A1だったと言う事実。
最近知りました。
なんてこった!
あ~古い話でごめんなさい。
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セミ・フルオート電動ガン
可変ホップアップシステム
全長 830mm
重量 1,464g
装弾数 800発
価格 10,000円前後 (実売価格 税込)
アメリカ・禁酒法時代を舞台とした映画等で、ギャングがドラムマガジンを付けてフルオートで撃ちまくってる銃は、M1A1の2つ前のモデルM1927やそれ以前のM1921です。
それに、この銃のケースのフタにもギャングっぽい人が写っているのですが持っているのはM1927。
しかし銃そのものは、ドラムマガジンを除けばM1A1なんですよね。
実銃のM1A1にドラムマガジンは装着出来ないのですが、僅かな改造で装着出来るそうなので、これは・・・まあ良しとして・・・・。
ん~なんかオーパーツ的な、20mmマウントレイルが2箇所も付いとるし歴史を圧縮したモデルになってますが、ショップでM1A1として売られていたのでM1A1のレビューと言う事で。
ケースの中で左向きに入っているM1A1を見ると、ツルツルとした艶消し仕上げでヒケ(プラスチック表面のへこみ)も無く綺麗で、木目調プリントのグリップやストックも廉価モデルとしては、良い雰囲気を出してます。
でも箱から取り出してみるとみると、その軽さに「あ~」となります。
さらに上から見ると、モナカ構造の貼り合わせているラインがクッキリありますし銃右側は、「そんだけネジがあれば、よく締まるわな!」と突っ込めるほど無数にネジの穴があります。
これは最近海外製に多い「スポーツライン」と言われる、ほぼ樹脂製廉価モデルなのにナイロンファイバーで剛性感が半端なくヤバイやつ・・・とは違い、昔ながらのプラスチック製廉価モデル的なやつです。
刻印類はほぼ皆無で、銃左側に小さくシリアルナンバーがプリントされてます。
セレクターの刻印はあります。
コッキング・ハンドルは別パーツですが、動かす事は出来ません。
早速、これまた軽~いプラ製ドラムマガジンを装着して構えてみると、腰だめ撃ちだと全く問題無いのですが、サイトを使って狙って撃つ姿勢だと、ハンドガードを持つ腕がドラムマガジンと干渉して、少し邪魔です。
実銃で、ドラムマガジンのトンプソンが、何故ピストル型のフォアグリップなのかがこれで分かりましたね。これだと多分干渉しない。
セレクターの形状は少し違いますが、実銃同様に操作系はグリップ左側に集中しています。
レバー先端を上に押し上げるとロックが解除されるマガジン・リリースレバーがレトロチックで良いですねえ。
フロントサイトはアウターバレルと一体成型で、マズル部分は別パーツがはめ込まれていますが、これがプラスチック感丸出し。
ちょっと奥にアルミ製インナーバレルの先端が覗いてますね。
リアサイトは実銃同様に簡素な作りなんですが、プラスチック製なので何か当たったら一発で折れそう。
ホップアップ調節ダイヤルは実銃のエジェクションポート部分にあります。
ちょっとダイヤルの幅が狭いので回し難そうですが、指の爪を立てて引っ掛ければ難無く回せます。
このトンプソンには、8.4Vのニッケル水素バッテリーと充電器が付属しています。
バッテリーはストックに収納しますが、ストックと銃本体はスライド接合式でコネクターで電気を通してます。
ストックを取り外してコンパクト・サブマシンガン的に乱射出来ないのは残念です。
レシーバー上部とハンドガード先端下部に20mmマウントレイルが装備されています。
長さは、レシーバー上部が155mm位、ハンドガード下部が45mm位です。
と言う事でミリタリーな銃なので、ホロサイトふうドットサイトとレーザーサイトを装着してみたのですが・・・・。
ん~微妙。
ドラムマガジンは銃本体の溝に合わせて下からスライドさせて装着します。
BB弾は銃にドラムマガジンをセットしたままでも装てん出来るので便利です。
装弾数は脅威の800発の多弾マガジンですが、数えてはいません。
でも800発って、単純に凄いですよね。
フタをスライドさせてBB弾を流し込んだら、マガジン前面の巨大なゼンマイ巻上げレバーをクルクル回すのですが、巻上げ過ぎると壊れると耳にしたので恐る恐るゆっくりとまきあげます。
巻上げ自体は軽いです。
巻上げが重くなってからしばらくすると、カタッカタッと音がしました。
どうやら巻き過ぎ防止が働いているみたいです。
一安心。
廉価モデルの電動ガンだけに、あまり期待したらいけませんがトリガーを引くと先ずモーターの作動音がしてバインと発射する感じ。
特にバネの伸びる感触が妙に体に伝わって来ます。
作動音と音色は廉価っぽいです。
それとは逆に実射性能は良く、適正ホップにすると素直に真っ直ぐに飛んで行きます。
初速がマルイ製で言えば、18歳以上用コッキングハンドガンとブローバックガスハンドガンの間位なので、射程距離はそこそこですが12m位の的当てなら、かなりの実力の持ち主ですね。
まあ、いくら性能が良くても壊れては意味無いのですが、どれ位の耐久性があるかは、分かりませんね。そんな臭いはプンプンしますが・・・・。
フルオートは十数発で息継ぎする時もありますし、ゼンマイも予想以上に早くほどけるので、頻繫に巻上げが必要です。
フルオートの回転スピードは毎秒10発程度で、実銃と同じ位です。
装弾数800発のドラムマガジンは魅力的で圧倒的な火力ですが、やっぱりノーマルマガジンも欲しいですね。
この銃はバトルでのメインウエポンにはお勧めしませんが、ネタ的にはかなりインパクトがあって良いのではないでしょうか。
DE Thompson M1A1 | 29.4℃ 45% |
0.20gBB弾 平均初速 | 65.9m/s |
1発目 | 65.3m/s |
2発目 | 66.5m/s |
3発目 | 66.4m/s |
4発目 | 66.1m/s |
5発目 | 65.0m/s |
距離 12m 2cm刻みの円 0.20gBB弾
セミオート10発
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