普段私達が目にするエアガンは、正しくは「エアソフトガン」と言います。
圧縮した気体(空気やガス)を噴き出して、プラスチック製等の弾を飛ばす、銃の形をしているオモチャの事を言います。
エアソフトガンに関わる法律は銃刀法です。
外観規制と威力規制があり、この規制に抵触しない限り許認可の必要無く、購入して所持する事が出来ます。
外観規制
外観に関する法律では模造拳銃規制があり、金属で作られた拳銃に酷似する形の物を所持してはいけません。
これはエアソフトガンに限らず、拳銃の形をした全ての物が対象です。
ただし、銃身部分を金属で完全に閉鎖し、外観を白色又は黄色に着色された物は、対象除外されます。
また、この規制は拳銃が対象なので、ライフル等の長物は規制対象外です。
威力規制
威力に関しては、6mmBB弾の場合で発射された弾のエネルギーが0.98ジュール以上のものは所持が禁止されます。
初速で言えば、0.20gのBB弾で99m/s位でしょうか。
と言っても測定器がなければ、確認する事は出来ませんがね。
国内の業界団体に所属しているエアガンメーカーさんの物であれば、当然ながら規制以下ですし海外製のエアソフトガンも、殆どの物には弾速証明書が添付されています。
ただし2006年の銃刀法改正以前の、古いエアソフトガンをオークション等で個人から購入する場合等は注意が必要です。
銃刀法改正以前でも、殆どのエアソフトガンは国内メーカーの自主規制で、現在の規制以下の威力でしたが、一部に威力の高い物も販売されていました。
年齢の規制は、国の法律ではなく都道府県が制定している青少年保護育成条例によるものです。
この条例によって18歳以上用エアソフトガンの、18歳未満への販売や譲与などは禁止されています。
エアソフトガンは有害玩具に指定されていて、0.98ジュールから0.136ジュールの威力のエアソフトガンが18歳以上用。
0.135ジュール以下の威力のエアソフトガンを10歳以上用と分けられています。
国内メーカーの物なら商品の箱等に「10歳以上用」とか「18歳以上用」と、対象年齢が明記されていますので、よく確認して購入してください。