実銃USP (Universal Self-loading Pistol)は、ドイツのヘッケラー・アンド・コック社が1993年に開発したポリマーフレームオート。
使用する銃弾で 9×19mmパラベラム弾40S&W弾 45ACP弾のバリエーションがあり9mm仕様のUSPはP8として、ドイツ連邦軍を始め多くの軍や警察等に採用されました。
コッキングエアガン
固定ホップアップシステム
全長 210mm/360mm(サイレンサー装着時)
重量 322g/365g(サイレンサー装着時)
装弾数 24発
初速 44.7m/s (0.12gBB弾)
価格 3,828円 (税込)
国内のエアガンメーカーでも、コッキングエアガンからガスブロ、電動ガンまで数多くモデルアップされていますが今回はクラウンのUSPサイレンサーモデルの10歳以上用コッキング・エアガンです。
外観は、スライドが艶消しされた上にヘアライン(金属の切削痕)ふう仕上げが施され、フレームとのコントラストがポリマーフレームオートっぽい雰囲気を演出してくれてます。
マズルはネジ切り加工されたスレッデッドバレルなので、実銃のUSPタクティカルがモデルになっているのかと思いましたが他のパーツは違うので、通常の9mmパラベラム弾仕様USPみたいです。
で、早速付属しているサイレンサーを装着してみました。
見た目は最高に良いですね。
と言っても、プラ製ただの筒仕様ですけど。
マズル側のネジの山部分を測ってみると、11.7mm位ですが正ネジです。
さすがに持ち合わせのアダプターは無いので他のアイテムを装着するのは諦めました。
サイレンサーも、マズルのネジ切りもプラスチックなので、どこかでぶつけた時の破損が怖いです。
スライドやフレームに社名のマークやモデル名の刻印類は無いですが、スライド左側に刻印がありチヤンバー右側にプリントがあります。
「6mm×25」って、使用BB弾と、チャンバーの1発を含めた装弾数の事かな。実銃の刻印は「9mm×19」。
フロント&リアサイトにホワイトが入っていないのは残念。
っていうか、このクラスでは入っていないのが当たり前なんですけどね。
でも、入ってたら嬉しいな~!
サイレンサーを装着すると、フロント・サイトとサイレンサーの高さが、ほぼ同じ位になってフロント・サイトが隠れてしまうのでちょっと正確に狙いをつけるのが難しくなります。
アンダーマウントレイルは実銃と同様に、独特な形状をしているので、身近で出回っているウエポンライト等を、そのまま装着する事は出来ません。
しかしこのUSPは、汎用アンダーマウントレイルのアダプターが最初から装着されています!
しかもアダプターが不要な場合は、二本のプラスネジを外せば取り外して、USP本来の姿を拝む事も出来ます。
これは、このクラスのコッキング・エアガンでは通常有り得ない豪華装備です。
で、早速手持ちのフラッシュライトを装着してみるとこれがピッタリ。
アンダーマウントレイルのレイルの幅って、いい加減なエアガンも意外と多い中、これはジャストフィット。
レイルのスリット(横溝)までピッタリです。
まあこのライトもレプリカですし、取り付ける製品によってフィット感は違ってくると思うのでなんともですが・・・。
でも、良い・・ちょっと感涙。
マニュアルセイフティは、コッキングしている時にセイフティ・レバーを押し上げれば、トリガーがロックされて撃つ事が出来なくなります。
マガジン・キャッチリリースは、実銃と同様にトリガーガードの根元にあるアンビ(両側)タイプのレバー式で、左右どちら側からでもレバーを押し下げればマガジンのロックが解除されて、外れます。
プラスチック製マガジンの装弾数は24発。
マルイ製コッキングエアガンと同様に、リップの部分からBB弾を押し込んで装てんしていきます。
マガジンはウエイトが入っていて、113gと重量があるのでマガジン・チェンジでマガジン・ストップリリースレバーを下げるとススルスルと抜けてきます。
さて、このUSPの目玉機能でありますスライドストップですが仕組み的には、射撃していくとマガジン内のマガジン・フォロアーが、どんどん弾を押し上げていきフォロアー自体も上がって行きます。
そして弾が空になると、フォロアーは一番上に上がりきってマガジンの外側に出てる部分が、スライドストップ・リリースレバーを押し上げている状態になります。
その時にスライドを引くと、スライドのノッチと呼ばれる切り欠き部分にスライドストップ・リリースレバーが引っ掛かりスライドストップ、つまりホールドオープンします。
ここで問題なのが、ホールドオープンしたままマガジン・チェンジして良いのか、ということで説明書に書かれてる手順だと、一旦スライドを戻すようになっていますが、ホールドオープンのまま
マガジン・チェンジするな!とは、書かれていません。
実際にやってみると、ホールドオープンのままマガジンを抜こうとすると、マガジンキャッチ・リリースレバーを下げる操作は固くなり、マガジンを挿入する時も最後にカチッとロックされる位置で、掛かりが悪いですね。
スライドをリリースする時も、戻りが激しいです。
と言う事で、雰囲気を楽しむなら出来ますがスムーズな操作性を望むなら、一旦スライドを戻してからマガジン・チェンジをした方が良いかもです。
銃の負担も少なそうですし。
そしてさらに、楽しませてくれる機能が搭載されていてスライドを引くと、最初にショートリコイルしてからチャンバーが沈み込むという作動をギミックで再現しています。
このクラウンUSPは、非公式ですが分解する事が出来ます。
非公式なので、分解に伴う不都合が起きた場合は自己責任になります。
分解はマガジンを外した後にスライドストップ・リリスレバーを抜けば、フレームからスライドが前方に抜けます。
この時リコイルスプリングが飛んでいきそうになるので気を付けて下さい。
後はスライド後部のスプリングやシリンダーから外していけば分解出来ます。
スライドにはめ込まれているパーツは簡単に外れるので、ちゃんと元の位置を覚えておいた方がいいです。
フレームのダストカバー内側には、ウエイトなのか補強なのか金属プレートがはめ込んでありました。
10歳以上用コッキング・エアガンなので、スライドのコッキングは軽いのですが、ギミック満載のせいかスライドの引き心地は、ちょっとざらついた感触です。
トリガープルも、やや重めなのですが軽すぎて思わずトリガー引けちゃった・・・という事故防止になれば、子供さんには少し重いトリガーの方が良いかも。
スライド・ストップは今の所、正確かつ快調に作動してくれてますが、ホールドオープンの状態でトリガーを引いてしまうと、ガシャン!とスライドが戻るのは、ちょっと興ざめ。
弾の飛びは、軽い0.12gBB弾を使ってる事を思えば真っ直ぐ飛んでいる方だと思います。
適正ホップで、気持ちよく飛んでいきます。
説明書によると有効射程距離は10mと書かれていますが納得の集弾性で、実射性能は高いですね。
10歳以上用コッキングエアガンで、これだけ機能満載で実射性能も高い物は初めてですね。
これだけ満足度が高いコッキング・エアガンも、そうそう無いです。
距離 8~10mでは、コピー用紙の的紙を貫通する威力はありませんので、的紙に当たった時のへこみに印を付けました。
距離 8m 半径2cm刻みの円 0.12gBB弾10発
距離 10m 半径2cm刻みの円 0.12gBB弾10発
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