可変ホップアップシステム
全長 220mm
重量 710g
装弾数 23発
価格 5,040円 (税込み)
以前から気になっていたsⅡsの固定スライドガスガンだけど、正直他のブローバックガスガンに目がいっちゃってなかなかレポート出来なかったのですが、マルイ製固定スライドガスガンのリニューアルに興味が湧きまあ、その勢いの流れでレポートしちゃいます。
今回のタクティカルエリートは、M9ミリタリー・USPに続く固定スライドガスガンシリーズ第3弾で
14mm逆ネジのサイレンサー・アタッチメントと粘着ソフトターゲット(今回レポート出来ず)が付属して税込み5,040円と言う価格破壊的値段なんですねー。恐るべしメイドイン台湾。
このタクティカルエリートは、実銃のM92 エリート 1Aをモデルアップした物ですが、大人の事情で
タクティカルエリートと言う名前に。スライド側面の刻印(というか印刷)もそれらしい感じが出てます。
その他ブリガディア・スライドとか、アンダーマウントレイル、グリップパネルのデザインやグリップ背面のストレート化等以外にしっかり再現されています。
全体的な質感も、価格のわりには、ちゃんと加工されているという印象で、悪くありません。
勿論アウターバレルやセイフティレバー、スライドストップレバーやテイクダウンレバー等スライドやフレームと一体成型の作りで安っぽく感じる部分もあります。
コスト的にはガマンの印刷文字。剥がれた時が悲しいかも。その反面表面は細かくザラッとした質感で
価格からすれば、満足出来る仕上がり。
実銃で言うテイクダウンレバーのロック解除ボタン(矢印)は、スライド式のマニアルセイフティになっています。
しかし、どっちでONかOFFか分からなくなってしまうのが、難点。
トリガーガードに見える+ネジは、まあご愛嬌という事で・・・・・。
フレームのパーティングラインは手付かず・・・・んー当然と言えば当然か?
アンダーマウントレイルは、そこそこ強度もありそうなので、普通にフラッシュライトとか付けられそう。
私はレプリカのライトしか所有していないので、少し不安でしたが、これはピッタリ装着できました。
ただしレプリカライトの中には、微妙にサイズが違う物もあり、エアガン本体の設計の誤差も合わさり
きっちり装着出来ない物があるのも事実。
しかもピカティニー規格を謳ってないのだから、装着出来なくても文句言えません。
トリガーとハンマーは金属製です。
ハンマーの内側が刳り貫かれたスケルトンハンマーだったら最高だったのにー。
まあ、贅沢か・・・・・。
マルイ製スタンダードタイプの固定スライドガスガンより豪勢なのがこのフルサイズで
ガス注入タイプのマガジン。
マルイのスタンダードタイプは、グリップ下部からガスを注入し、マガジンはお世辞にも
リアルとは言えない物なので、これはかなりのアドバンテージです。
だけどなぜか、カタログの装弾数23発に対し、実際26~27発装てん出来てしまうのはなぜ??
快調作動保障する数値とか? ん~なぞです・・・・・・。
ホップアップ(sⅡsでの呼び名はスピンドライブシステム)の調節はスライド上部に六角レンチを挿して
行います。このタイプって微調整が難しく感じるのは、先入観もちすぎなためでしょうか?
でも今回は比較的神経質ではなかった様です。コントロールはらくでした。
サイレンサー装着用のアタッチメントが最初から付属しているのは嬉しいかぎりですが通常はマズルのネジが目立っちゃってリアリティ台無し~なのがちょっと。
アタッチメント付けっぱなしの方が、まだましか・・・・。
sⅡsでも別売でサイレンサー有りますが、わざわざ購入するのもなんなんで14mm逆ネジという事で、マルイのショートサイレンサーを装着してみました。
ちと太いですが、まあまあ似合ってるのではないかな。
あと、重くて長いサイレンサーとかを装着して振り回した時の取り付けネジ周りの強度が心配か?
銃表面の質感も重量感も悪くないですね。国産ブローバックモデルのレベルで見ればまあ、突っ込みたくなる箇所もありますが、なんてったって価格5,040円の固定スライドガスガンですからねー。
銃口と印刷タイプの刻印を凝視しない様にすれば、価格から考えれば十分満足出来る物でコストを抑えながらも、あまり貧相に見えない様に上手に作ってあると思います。
ブローバックガスガンと同じ様にマガジンにガスを注入しBB弾を装てん。
マガジンの銃への挿し込み感が妙に軽いのは、まあ気にしないで、後はトリガーを引くだけ。
しかし、このトリガープルが軽くてフラットでスムーズ。素晴らしい、特筆に値する。
まあ実銃がダブルアクションが出来るタイプで、トリガーストロークが十分あると言う事もありますが
好いですねー。私好みです。シングルアクションでも撃てますが、こちらもダブルアクションと同様に
スムーズで問題なし。
初速は、寒い時期の計測ほど当てにならない物はないのですが、エアコンで室内を25℃程度に暖めてから測ってみると、58.6~64.4m/sでした。マルイ固定スライドと同程度ですかね。
夏場なら70の中頃位になるでしょうか。
ちと難しかったのがホップアップ調整で、ホップが掛かってない状態からレンチを回して少しずつ掛けていったのですが、ある地点で急にビューンとホップが掛かります。
冬場でガス圧が不安定、ホップパッキンも寒さで硬めなのかもしれませんが丁度いい掛かり具合っていうのが難しいですねー。
適正ホップだとビュンビュン良く飛びます。元気よく飛んでいく反面安定感は少しないかなぁ。
マルイ製ほど、ビシーっとフラットに・・・・・とはいかない。
集弾性も、マルイ製固定スライドに比べれば落ちますが、気軽に買えて楽しめるガスガンというスタンスを考えれば、これ位だろうな・・・・と妙に納得してしまう。
まあ、安物の粗悪品だと7mでA4コピー用紙にまともに当てられない物もある中で安いけど、ちゃんと飛ぶ銃とも言えますかな。
何度も言いますが、この値段でこれだけ遊べたら大満足です。
ただ・・・・サイレンサー付けて元気良く遊ぶと、バレルがもげそう。まあお座敷シューターには関係ないか・・・・・。
あと、トリガーガードの2つのネジはなんとかしてほしかった。あれだけで途端に安っぽく見えます。安いけど・・・。
距離7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾10発 シングルアクション