セミ・バースト・フルオート電子トリガー電動ガン
可変ホップアップシステム
全長 605mm(664mmストック伸長時)
重量 2,326g
装弾数 130発170発(2種類付属)
価格 60,280円 (税込)
この銃の特徴 |
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〇9mm口径モジュラーSMGタイプのG&Gオリジナルデザイン |
〇折り畳んでも配線が露出しない、新開発ストック |
〇世界特許のノーマルスプリング式マガジンが2本付属 |
一昔前までは、エアガンと言えば実銃をどれだけ忠実に再現しているか、と言う事がユーザーとして実射性能と同じ位、いやそれ以上に重要な事でした。
しかし現在ではサバイバルゲーム等の人気が高まってきて、再現性よりもエアガンとしての扱い易さで選ばれる場合もあり、敢えて実銃通りに作らない事で実銃メーカーとのライセンス云々や「大人の事情」からも解放されることもあり、エアガンメーカーオリジナルデザインの銃も多くなりました。
とは言え、オリジナルデザインと言っても極端に独創的な物は少なく、大体は何かしらの実銃に似せている物が多いですがね。
このMXC9もG&Gオリジナルデザインながら、実銃のLWRC-SMG45に似ている様なG&G-PCC45の9mm口径タイプ・バージョンと言う位置付けです。
PCC45とロアレシーバーが共通で、マガジンの互換性があるそうです。
外観はレシーバーが樹脂製でハンドガードがメタル製の、いわゆる「チャレンジャーライン」ですが、レシーバーには細かいシボ加工が施されていてチープさは微塵もありません。
さらに剛性感も高くて、さすが高級モデルと納得できます。
刻印は当然ながらG&Gの物で、よく見るとMODEL PCC45とあるので、やはりPCC45と共通のロアレシーバーなんだと・・・・。
メタル製ハンドガード先端下部は、小振りながらハンドストップの形状になっています。
ハンドガード左右と底部はM-LOK仕様で、左側にはM-LOK用QDスリングマウントが装着されていますが、M-LOK仕様なので他のM-LOKの孔に付け替える事もできます。
インナーバレル長は、128mm。
アウターバレル先端には、筒状の樹脂製フラッシュハイダーが装着されています。
フラッシュハイダーの固定は無く、そのまま回して外すと14mm逆ネジ仕様になっているので、対応のマズルオプションを装着できます。
ただしアウターバレル先端は、ハンドガード内側に少し入り込んでいるので、太いサプレッサー等はハンドガードと干渉して装着出来ません。
写真は、マルイ製ショートタイプとナイツタイプ・プロサイレンサーですが、これでギリギリ装着出来るサイズです。
フロント・リアサイトは、ナイツタイプのフリップアップ式で、ダイアルを回す事でフロントサイトは上下の、リアサイトは左右の調節をする事が出来ます。
開発「世界特許のCONDUCTIVE-HINGE FOLDING STOCK」を装備!!
バッテリーはストック内に収納するのですが、ストックを折り畳んでも配線が露出しない優れモノ。
断線やショートの心配をする事も無く、ストックを折り畳んでの運用が出来ます。
ストックを折り畳んだ状態でも、グリップを握る手に影響は少なくて無理なく射撃出来るのは良いですね。
バットプレートはラバー製で、QDスリングホールも装備されています。
ストックの伸縮は6ポジションで、ストックチューブ裏側のアンカーピースの位置を付け替える事で、ストックの可動範囲を変える事が出来ます。
ストックのチークパッドはリリースレバーをスライドさせて、細かく4ポジションで高さ調整出来ます。
一番高い位置でロック解除ボタンを押すと、チークパッドが上側に外せて、バッテリースペースが現れます。
バッテリーはミニコネクタ-7.4Vリポバッテリーを使用しますが、長さのあるバッテリーを装着する時は、ストックを伸ばすとスペースが広くなるなるので収納し易くなります。
外したチークパッドの取り付けは、はめ込み位置の感覚が分かり難く慣れるまでスムーズに装着出来ないのが、たまにきず。
レシーバー周りを見てみると、ストレートトリガーにトリガーガード内が広くなる形状のトリガーガード。
ボルト・リリースレバーとセレクターはアンビ(両側)タイプで、しかも右側のセレクターはセミオート位置で、右利きの人の人差し指に干渉しない様にセレクターのレバーは、えぐられています。
ん~カスタム臭がプンプン強くしますねえ。
チャージングハンドルもアンビタイプで、チャージングハンドルを引くとダミーのボルトカバーが後退して、ホールドオープンします。
すると同軸タイプのホップアップ調整ダイアルが見えますが、開口面が広いので、とてもダイアルが回し易いです。
ボルト・リリースレバーを押し下げると、ボルトカバーが勢い良く閉じて「シャチン!」と良い音がします。
MXC9には、世界特許の130連と170連の2本のノーマルスプリング式マガジンが付属します。
どちらも窓付きなので、残弾確認が出来て便利です。
130連は窓の一番下まで赤いマガジン・フォロアーが来ると満タンですが、170連の方は窓よりも下に下がった所で満タンになります。
で、何が世界特許かと言うと、マガジンに込められたBB弾は4つのルートに振り分けられ装てんされると言うもの。
普通のノーマルスプリング式マガジンのルートは1本なので、装弾数を多くしようとするとルートは長くなり、バネの力が弱くて長いスプリングを使う事になります。
すると射撃して残弾が少なくなるほど、弾を押し上げる力が更に弱くなり給弾不良等を引き起こし易くなります。
ルートが4本あれば、1つのルートのスプリングはバネが強くて短い物が使えるので、弾上りが良くスムーズに給弾出来るというわけです。
コンパクトで軽過ぎず重過ぎず、全体的に剛性感がありますしストックもガッシリとして使い易いです。
まあ、初心者の方に勧めるには銃身長やハンドガードが、やや短いかな?
グリップは細身で握り易いです。
システム的にも電子トリガーやMOSFETが装備されていて抜かりなし。
セレクターをセミオート位置にしてトリガーを10秒長引きすれば、フルオートと3点バーストショットを切り替える事も出来ます。
射撃音は「パキン!」と甲高い音がしますが、サプレッサーを装着すれば多少低い音に変わります。
フルオートの連射サイクルは、秒間11~12発でやや遅めで、作動に間延び感があります。
最近はハイトルクモーター+プリコッキング搭載のキレッキレモデルも増えてきたので、余計に気になりますが・・・。
これは、安易に刺激的な方に走らず堅実で信頼されるモデルを作りましたと言われるなら、納得できる素晴らしいエアガンだと思いますし、全てに余裕があり、流石高級機と言えます。
もう1つ気になったのが、2つのマガジン共に弾が出なくなるまで撃ち尽くしても、マガジンに弾が14発程残ってしまうこと。
これは例の世界特許システムで、4ルートのBB弾が1つのルートに纏る部分の空間に弾が残ってしまうから。
マガジンとチャンバー間のルートにも4発残りますから、合わせて18発撃ち切れないのは、ちと多いかな。
ただし、130連でセミオートにして1発ずつ数えて撃ってみると、135発撃てたので、公称値-18発って事ではないですね。
ちゃんと公称値130発以上撃てます。
弾の飛びは、128mmと短いインナーバレル長とは思えないほど綺麗に良く飛びますし、12mの集弾性も、纏っていて安定感もあり抜群です。
ん~やっぱり高級機と言う言葉しか見当たらない、そんな作り込まれた一丁です。
距離 12m 半径2cm刻みの円 0.25gBB弾
セミオート10発
連射サイクルは、7.4V-20Cリポバッテリーで秒間11~12発程度
G&G MXC9 | 16.4℃ 40% |
0.20gBB弾 平均初速 | 82.5m/s |
1発目 | 82.5m/s |
2発目 | 82.1m/s |
3発目 | 82.7m/s |
4発目 | 82.9m/s |
5発目 | 82.5m/s |
G&G MXC9 | 18.9℃ 44% |
0.25gBB弾 平均初速 | 76.3m/s |
1発目 | 76.9m/s |
2発目 | 76.2m/s |
3発目 | 76.3m/s |
4発目 | 76.2m/s |
5発目 | 76.2m/s |
0.20g、0.25gBB弾の初速は、それぞれでの適正ホップ時の数値です。