

セミ・フルオートCO2ブローバックガスガン
可変ホップアップシステム
全長 200mm
重量 692g
装弾数 22発
価格 26,180円 (税込)
初期不良修理保証付
この銃の特徴 |
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〇ストライカー9にフルオート機能を追加した、CO2ブローバックガスガン |
〇実銃グロック18Cと同様のスライド・セレクターで、セミ・フルを瞬時に切り換え |
〇CO2ガスによる軽快なフルオート射撃 |


発売以来、カーボネイト製品の中でも人気が高いストライカー9にバリエーションモデルが登場しました。
オートマチック・ハンドガンながら、フルオートの射撃も出来るマシンピストルのストライカー9S-SEQUENCER(シーケンサー)です。

早速ストライカー9と外観を比べてみますと、ストライカー9Sは、スライドが新設計で肉抜きっぽい立体的なデザインになっています。
ナイロンポリマー製のスライドとフレームは成形色ですが、スッキリしたストライカー9とは違ってストライカー9Sは無骨で塊感がありますね。
細かいパーツでは、フロントサイトとトリガーセイフティがストライカー9とは、色違いになってます。
フレームの外観は同じ様ですが、内部構造は違うのでスライドの互換性はありません。
それでも試しにストライカー9のフレームにストライカー9Sのスライドを装着してみましたが、トリガーを引いてもハンマーは落ちませんでした。
逆にマガジンは互換性があり、取り換えて使用する事ができますが、マガジン・ボトムに違いがあり、ストライカー9のマガジン・バンパーは大型の物が装着されていますが、ストライカー9Sのマガジンには、マガジン・ベースと言える薄型の物が装着されています。

ストライカー9の原型であろうグロックのマシンピストルと言えばG18Cと言う事で、KSC製グロック18Cとも比べてみました。
G18Cのスライド上面の肉抜き加工とコンペンセイター用の穴は、ストライカー9Sでもオマージュ的イメージでデザインされています。
スライドのセレクター辺りは、全くG18Cと同じ。
実銃グロック社のウエップページを見ると、G18CはGen.3からデザインが変わっていないので、スライド前方にもセレイションが施されているストライカー9Sの方が、モダンなスタイルと言えるかな。
エアガンレビュー CARBON8 STRIKER-9S-SEQUENCER CO2 セミ・フル ブローバックガスガン

スライドは艶消しのツルリとした質感で、フレームとのコントラストが実銃のポリマーフレームオートの雰囲気に似ていて良いです。

刻印は、スライド右側に「Ⅸ(ギリシャ文字での9)」があるのみで、ちょっと寂しい。
無国籍感のある闇の世界線的な雰囲気は良いのですが、せめてチャンバーとかには使用弾の刻印位は欲しいかも。

ストライカー9と同じリアサイトは、背面(射手側)に反射防止のセレイションが施されていますが、ホワイトドット等はありません。
フロントサイトは集光タイプで、ストライカー9の赤色に対して緑色が使われていますが、視認性はとても良いです。

マズルにはライフリングが再現されていて、その奥に真鍮製のインナーバレルが見えます。
フレームのダストカバー部には、丈夫そうなアンダーマウントレイルが装備されています。

また、ダストカバー底面のシリアルナンバー・プレートがエアガン独自のマニュアルセイフティになっていて、コッキング時にプレートを後方にスライドさせる事で、トリガーをロックして引けなくする事が出来ます。
まあ、アンダーマウントレイルにアクセサリーを装着している時は、隠れてしまうので使用出来ませんがね。

トリガーセイフティにも、通常の機能の他にトリガーセイフティ・レバーを押し上げる事でトリガーを引けなくする機能があります。

マガジンの装弾数は22発。無理をすれば25発位入りますが、目一杯装てんすると作動不良以外にも、故障の原因にもなるらしいので、ご注意を。
BB弾の装てんは、マガジン・フォロアーを下げてマガジン・フォロアーのスリットの少し広くなっている部分からBB弾を流し込みます。
CO2ガスカートリッジは、マガジン・ベースを外して、カートリッジをマガジン左側から装着し、附属の六角レンチでボトムスクリューを締めます。
途中ガスが漏れる音がして、その音が止まれば完了です。

マガジンを外し、スライドを引いてハンマーをコッキングしてから、フレーム両側のテイクダウンレバーを同時に押し下げれば、スライドがスルスルと前方に抜けます。
するとチャンバー底部にホッフアップ調整ダイアルが見えるので、ホップを調節出来ます。

ホールドオープン時にスライド・リリースレバーが引っ掛かるノッチ部分の裏側には、ノッチを保護するための金属パーツが取付けてあるので、ノッチが削れたり変形する事はありません。

サプレッサー等のマズル・オプションパーツを装着したい場合は、ストライカー9用純正の14mm逆ネジ仕様のスレッデッドバレルがカスタムパーツで販売されています。
カスタム・アウターバレルとの交換は簡単で、インナーバレル・チャンバーユニットを差し替えるだけで完了です。
ストライカー9Sのグリップは、グロックのグリップより丸みを帯びた形状で、手で包み込む様にしっかりと握る事が出来ます。
撃ち心地はストライカー9と同様で、マイルドながら軽快なリコイルショックで、リズミカルな射撃が出来ます。
セミオートでの弾の飛びも素直で真っ直ぐな弾道を描き、集弾性も良好ですね。
フルオート射撃は、正にトリガーハッピー状態で中毒性が非常に高く刺激が強すぎます。
勿論、弾は散らばりますが、それは問題にはならないでしょう。
唯一のウイークポイントは燃費で、この個体は異常に悪くてセミオートでも、1カートリッジでマガジン2本分強(50発位)しか持ちません。
公称値は、1カートリッジで最大70~80発です。
試しにストライカー9で100発撃てる事を確認したマガジンを使ってストライカー9Sで撃ってみると、70発程撃てたので、ストライカー9Sに附属のマガジンがハズレ個体だったのかも知れません。
因みにフルオート射撃の場合は、どちらのマガジンもマガジン2本分でガス欠になりました。
マガジン1本分、全弾撃ち尽くす射撃はカートリッジの冷えが激しく、とても燃費が落ちる様です。
暖かい季節になれば、多少燃費は良くなるのでしょうか?期待します。
そうでないと、イロモノ扱いになりそうなので!。

距離 10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
0.20gBB弾 セミオート10発

距離 10m 半径2cm刻みの円(A4サイズ)
0.20gBB弾 フルオート15発
ストライカー9S | 19.5℃ 41% |
0.20gBB弾 平均初速 | 77.1m/s |
1発目 | 77.8m/s |
2発目 | 77.1m/s |
3発目 | 77.7m/s |
4発目 | 76.3m/s |
5発目 | 76.4m/s |
0.20gBB弾の初速は、適正ホップ時の数値です。

9S-A----ストライカー9Sで、0.5秒間隔のセミオート射撃での初速
9S-B----ストライカー9Sにストライカー9のマガジンを使ってのセミオート
ストライカー9----ストライカー9で、0.5秒間隔のセミオート射撃での初速
フルA----ストライカー9Sの、フルオート射撃での初速
フルB---- ストライカー9Sにストライカー9のマガジンを使ってのフルオート
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