F-1 Firearmsはアメリカの銃器メーカーで、特にAR系ライフルの大胆に肉抜き加工されたレシーバーやハンドガードで有名になりました。
その熟成の進化系と言えるのがUDR-15シリーズで、高剛性の素材を高い加工技術で極限まで肉抜きされたその姿は、まさにスケルトンと呼べる物。
射撃性能を犠牲にする事なく、最高のデザイン性を持つF-1 Firearms製レシーバーは、世界中のシューターから注目されています。
セミ・フルオート・バースト ETU電動ガン
可変ホップアップシステム
全長 mm
重量 2.4kg(実測)
装弾数 190発(ゼンマイ給弾式多弾数マガジン)
価格 47,801円 (税込)
この銃の特徴 |
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〇BATON独自の流速チューン理論で脅威の命中精度 |
〇5種類の射撃モード搭載の電子トリガーと11.1Vリポバッテリーで最高のレスポンス |
〇F-1Firearms正式ライセンスのフルメタル肉抜きデザイン |
BATON airsoft UDR-15 RYUSOKU-AEGは、EMGプロデュースによりアメリカの銃器メーカーF1 Firearmsの正規ライセンスを取得して、UDR-15シリーズのレシーバーとハンドガードを再現したAPS製電動ガン。
内部メカはBATONさんによるフルチューンが施されたオリジナルカスタム電動ガンです。
メタル製のレシーバーは、F1 Firearms製UDR独特の肉抜きレシーバーを巧く再現しています。
特に右側から見た眺めは、丸見えになったボルト(ダミーなボルトカバーですが)の形状やリアルな刻印類等、雰囲気がありますね。
セレクターもリアル形状で、右利きの人がグリップした時に干渉しない様に、右側のセレクターが少し短くなっているのは、芸が細かい。
でも、ピストン内のメインスプリングや青色のホップアップダイアルまで見えちゃうのは、スケルトン過ぎ?
まあこれが、F1 Firearms流ってやつなんですかねえ。
レシーバーにガッチリ固定されたハンドガードは、C7M-AR15シリーズの9.75インチタイプ。
シリーズ中で一番短いタイプのハンドガードで、手で握る部分は細長い平面が連続することで曲面を形作っていて、光の反射がグラデーションの様に変化してとても美しいです。
ハンドガード側面の前後にある穴はQDスリングホールかと思いましたが、QDスリングスイベルを当てがってみましたが、穴が小さくて装着出来ませんでした。
M-LOKは両側面にスロットが1つずつ、底面に2つと必要最小限の装備です。
シルバー仕上のアウターバレル先端には、5.56Flat Faced マズルブレーキが装備されています。
こちらも再現度は高いですね。
アウターバレル先端は14mm逆ネジ仕様なので、対応するマズルオプションが装着出来ます。
写真は、マルイ製ショートタイプ・プロサイレンサー。
銃の上面は全てマウントレイルですが、フロントサイトとリアサイトは附属していません。
光学サイト装着前提と言う事でしょうか?
まあ、何を装着しても良いですけど。
レシーバーのトップレイルは中央が窪んでるタイプで、中央部分にズラリと並んだ穴はなんと貫通しています。
なので真上からもダミーボルトのカバーやホップアップ調整ダイアルが見えちゃいます。
やり過ぎ、やり過ぎ。
チャージングハンドルは、大型のアンビタイプが装備されています。
マガジンハウジングも、全面が大胆に肉抜きされています。
トリガーはストレートタイプで、トリガーガード内側がかなり広くされています。
これってトリガー先端に指を引っ掛けて、チョイチョイと引き易くするためかな?
トリガーの付け根やトリガーガード裏側の見え難い所に、生産国やバトンさんのシリアルナンバーがレーザー刻印されています。
ストックはマグプルっぽい形状のAPS-RS3ストックで、6ポジション。
ストック下部にQDスリングホールが装備されていて、QDスリングスイベルが1つ附属しています。
バッテリーはブァッファーチューブに収納する定番な物。
久しぶりの11.1Vリポバッテリー仕様と言う事で、ワクワクしています。
コネクタはT型タイプで、繋げてみると配線も長くて、バッテリーはバッテリーと配線を上手にバッファーチュープ内に収めるのは至難の業なので、あまり全長の長いバッテリーは収納が難しいです。
配線を無理やり折り曲げて、バッファーチュープ内に押し込むのも気が引けますし。
まあストックを伸ばしたまま縮めずに運用すれば、バッファーチュープからバッテリーがはみ出していても問題は無いのですが。
マガジンはショートタイプのゼンマイ給弾式多弾数マガジンで、装弾数は190発。
試しにLONEX製マガジンでも撃ってみましたが、問題無く撃てたので他社マガジンとの互換性は高そうです。
まあ、保証の限りではありませんが。
ホップアップの調整は、チャージングハンドルを引いてダミーボルトカバーを開き、中の青いホップアップ調整ダイアルを上下に回して調節します。
ダミーボルトカバーのホールドオープン機能はありません。
それにしても「F1」のマークが、そこら中に入ってますな。
UDR-15 RYUSOKU-AEGに搭載されている電子トリガーは、5種類の射撃モードを切り換えて楽しむ事が出来ます。
切り換えは簡単で、マガジンハウジング内にあるボタンを押すと赤いLEDランプが着きます。
そのまま押し続けると、3秒ほどでランプの点灯が点滅に変わります。
これで射撃モードの切り換え完了です。
この作業を繰り返す事で、順番に射撃モードを切り換えていきます。
各モードは次の通りです。左からセレクターのSAFE位置、FIRE位置、AUTO位置です。
Mode.1 → セイフティ → セミオート → フルオート
Mode.2 → セイフティ → セミオート → 3点バースト
Mode.3 → セイフティ → 2点バースト → フルオート
Mode.4 → セイフティ → 3点バースト → フルオート
Mode.5 → セイフティ → 3点バースト → 9点バースト
UDR15-RYUSOKUはフルメタル電動ガンですが、肉抜き加工が功を奏したか程よい重さで持ち易く、バレル長も扱い易いスタンダードな長さでとても良いです。
ただスケスケのスケルトンのためか、作動音は賑やかに聞こえます。
流石に11.1Vリポバッテリーでの射撃はレスポンスが良くて、セミオート射撃での連射が楽しくなります。
通常16枚歯のセクターギアの歯を3枚削って13枚歯仕様にしている(11.1Vカスタムの定番)そうで、セクターギアとピストンの無用なトラブル防止やレスポンス向上に一役買っています。
トリガーのマイクロスイッチもキレの良さに貢献していますが、トリガーフィーリングは若干重めかな。
軽快感としては、もう一声欲しい感じですが、この辺りは好みですからねえ。
実射性能は素晴らしくて、BATONさんの商品紹介動画でも「これ以上チューンする必要はないので、箱だしそのままでシューティングマッチやサバゲーを楽しんで下さい。」と語られている通り、集弾性は優秀です。と言うか、最優秀クラスです。
BATONさんの「ルーズバレル6.10」と「面ホップアップパッキン」による流速チューン理論は、フライヤー(どんなエアガンでも発生する、たまにひょこっと大きく外れた飛び方になる弾)を極力抑える事が出来るそうで、総体的に優れた集弾性を発揮している様です。
12mの集弾性でも、たしかに安定感を感じましたね。
まさに、量産箱だしフルチューン・カスタム電動ガン!
BATON airsoft UDR-15 RYUSOKU 電子トリガーは、こんな方にお勧め。
メーカーさんも断言している通り、最初からフルチューンのカスタム電動ガンが欲しい方向け。
斬新な外観の好き嫌いは、あるでしょうが。
フルカスタムでこの価格なら、納得でしょう。
BATON airsoft UDR-15 RYUSOKU 電子トリガーは、こんな方には向いていません。
自分でいじって育てて行きたい方。
ただ、更なる上を目指せる上級者の方なら、素材的にはベストかも。
距離 12m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
0.25gBB弾 セミオート10発
フルオート射撃時の発射サイクルは、秒間20.5発
UDR15-RYUSOKU | 27.8℃ 43% |
0.20gBB弾 平均初速 | 84.8m/s |
1発目 | 84.5m/s |
2発目 | 85.0m/s |
3発目 | 84.8m/s |
4発目 | 84.8m/s |
5発目 | 84.9m/s |
UDR15-RYUSOKU | 29.6℃ 48% |
0.25gBB弾 平均初速 | 79.4m/s |
1発目 | 79.5m/s |
2発目 | 79.4m/s |
3発目 | 79.3m/s |
4発目 | 79.7m/s |
5発目 | 79.2m/s |