1979年にアメリカのミネソタ州に、MRI(マグナムリサーチ社)が誕生した時には既にデザートイーグルの構想は有りましたが、出来たての会社では限界があり、イスラエルのIMI(Israeli Military Industries.Ltd)と共同開発し生産もIMIで行う事になりました。
IMIは、サブマシンガンのウージーやブルパップ・アサルトライフルのタボールで有名な兵器製造会社です。
1969年にアメリカで開発された、世界初のマグナム弾を使用するオートマチック・ピストル「オートマグ」は、作動性が悪く「オートジャム」なんてニックネームまで付けられてしまいましたが、357マグナム仕様でスタートしたデザートイーグルも、当初はあまり作動性は良くありませんでした。
が、1986年に44マグナム仕様が発売される頃には作動性も良くなり、1988年に.50AE弾が開発されるとデザートイーグルも、その強大なパワーに対応すべく大型化され、世界最強のオートマチックピストルが誕生しました。
2005年にイスラエル政府がIMIの小火器部門を民営化してIWI社となり、これ以降のデザートイーグルにはIWIの刻印が入る様に。
その頃からMRIはデザートイーグルの完全国産化を計画し始めて、少しずつ自社生産のパーツを増やしていき、10年後の2019年に完全国産化に辿り着きイスラエルでの生産が終了しました。
ブローバックガスガン
可変ホップアップシステム
全長 270mm
重量 1,110g
装弾数 27発
価格 18,800円 (税別)
この銃の特徴 |
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〇暴れると言う表現がピッタリなブローバックなのに、実射性能はピカイチ。 |
〇IMI社正式ライセンスによる、リアルな刻印類。(完全リアルではない) |
〇デザートイーグルのテイストを豪快なブローバックで再現した味付けは、流石 |
マルイ デザートイーグルの・口コミ
マルイ製デザートイーグル・クロームステンレスは、スライドやフレーム、主要パーツにクロームメッキを施して耐擦過性能を向上させながら、実銃のステンレスモデルの美しさも再現したシルバーモデルです。
スライドを後退させた姿も美しく、実銃のロータリー・ロッキングラグを模したブローバック・シリンダーが見えて、雰囲気は上々に。
M1911と比べてみましたが、スライドやグリップがゴツゴツと大きくて、デザートイーグルがスペシャルな銃と言うのが良く分かります。
マルイ製デザートイーグルは、イスラエルで生産されていた頃のモデルなので、IMI社のライセンスを取得して刻印も非常にリアルに・・・・って、スライド右側に大きく「MADE IN JAPAN」って入ってまんがな?
スライドの刻印は実銃通り、左側はIMI社の、右側はマグナム・リサーチ社の社名と所在地が入ってますが・・・。
まあ、「MADE IN ~」で噓の刻印は出来なかったのでしょう。
やはりマルイさんは、何事にも真面目でした。
大迫力のマズルと、艶かしくラウンドしたバレル先端がガンマニアの頬を緩ませます。
マズルは真ん丸で、内側にポリゴナルライフリングが再現してある様な、して無い様な?
ん~暗くて確認出来ないのですが、指で触ってみると若干カクカクしてるので再現されてるのかな?
マズル内側はメガホン状に狭くなり少し奥にインナーバレル先端があります。
フロント&リアサイトはドブテイル式で、ホワイト等の色入れはありません。
バレル上部には、光学サイトが装着出来る様にマウントレイルが装備されていますが、アウターバレルと一体なので樹脂製ですから、直ぐに傷付きそうですし、やや幅が広くて取付け出来るアクセサリーも少なそうですし、何か取り付けてみようと言う気になれないんですけど。
トリガーとハンマーの右側に丸い型の凹みが付いてるのですが、これは鋳造時に出来る物かな?
トリガーやハンマー、それにスライドストップ・リリースレバー等の金属パーツは、樹脂パーツと比べると若干ザラザラした質感です。
セレクターレバーは綺麗だなーと思っていたら、樹脂製でした。
セレクターはアンビ(両側)タイプで、ハンマーの状態に関係なくセイフティにする事が出来ます。
独特で大きなセレクターを下げるとセイフティになり、トリガーとスライドがロックされます。
セレクターを下げる操作は、グリップしてる片手でもスムーズに出来ますが、押し上げる操作はやや難しいです。
フレームのパーティングライン(線状の成型痕)は、しっかり残っています。
グリップはプラ製ですが、ラバーコーティング仕上が施されているので、多少手に吸い付く感触があります。
とは言え、縦方向に長いグリップは、やはり握り難さがありますね。
グリップパネル中央には、IMI社のロゴが正確に入っていて、流石正式ライセンスモデルと言ったところ。
巨大なマガジンの装弾数は27発で、マガジンフォロアーを下げながら、装てん口からBB弾を投入します。
ただし、装てん出来る部分が最近のマルイ製より狭いので、やや入れ難さがあります。
まあ、BBローダーを使ってマガジンリップから一気に装てんされる方には、関係ないですけど。
マガジンにはガスが22g程入って、一回のガス充填で90発位撃てます。
燃費は0.24g/1発と、他のマルイ製ブローバックガスガンに比べると少し悪いですが、大きなスライドをガッチャンガッチャン動かすのですから、まあ悪くて当たり前かな。
ホップアップ調整は、スライドをホールドオープンさせてチャンバーカバーを後方にスライドさせます。
すると上面にホップアップ調整ダイアルが出てくるので、少しずつ回して調節します。
スライドを外す手間も無く、工具も必要無いので、とても簡単に素早く調節ができて便利ですね。
しかも通常時は調整ダイアルは隠れているので、見た目もリアルなままですし、とても良いです。
マガジンを外し、ロック解除しながらテイクダウンレバーを下方に回すと、バレルとスライドがゴボッと前方に抜けます。
スライドの内側を見ると、インナーフレームの様なガッシリしたメタル製パーツが埋め込まれていて、剛性の高さがうかがえます。
2本セットのリコイルスプリングアッセンブリーを外せばバレルも取り外せる様ですが、若干コツが必要な様なので、触らぬ神に祟りなし・・・で、静かに戻しました。
スライドの操作音はガシャコンっと大きく、撃てばカシャーンと言う派手な作動音と共にスライドが暴れ狂う。
とても力強いリコイルショックで、大型のブローバック・ガスハンドガンにありがちなモッサリ感など微塵も無い。
今が季節的に一番良い時期ではありますが、ブローバックはとても快調に作動します。
シングルアクションなのでトリガーフィーリングも良く、同社のハイキャパほどフェザータッチではないですが、適度な重さのトリガープルが連射を誘います。
秒間2発程の連射をしてみても、初速の落ち込みはハイキャパに負けず劣らずの優秀な結果でした。
初速もブローバック・ガスハンドガンの中では高めの設定ですし、弾の飛びの良さはマルイ製だけに言うに及ばず。
距離10mでの集弾性も、良く纏まっています。
ド派手なブローバックだけじゃあない、実射性能の高さが光ますね。
1kgを超える大型拳銃なので、片手で獲物を狙い続けるには腕力が必要ですが、マトリックスに出てくるエージェントの様に、デザートイーグルをクールに撃ちまくってみては如何かな?
距離 10m 半径2cm刻みの円(横幅A4サイズ)
0.20gBB弾 10発
マルイ DE | 30.8℃ 51% |
0.20gBB弾 平均初速 | 81.5m/s |
1発目 | 82.5m/s |
2発目 | 82.4m/s |
3発目 | 80.2m/s |
4発目 | 80.8m/s |
5発目 | 81.7m/s |
マルイ デザートイーグルの・口コミ