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アメリカのTDI社(Transformational Defense Industries・現在のクリス・USA社)とアメリカ軍が2006年に共同開発したのが、TDI クリス・ベクターです。
45ACP弾を使うクローズトボルト式サブマシンガンのベクターは、強烈な45ACP弾の反動を制御するため「クリス・スーパーVシステム(KSYS)」と言う反動吸収システムを備えているのが最大の特徴です。
現在では、45ACP弾の他に9×19mm、9×21mm、40S&W、357SIG弾、10×25mmオート弾がバリエーションに追加されています。
そんなベクターを作ったクリス社グループのエアソフトガン部門がクライタック(KRYTAC)で、2014年アメリカでデビューしました。
実銃メーカーが威信をかけて作り上げたエアソフトガンは、最高の剛性を持ちハードな使用に耐え、アメリカではトップシェアを誇るそうです。(メーカーウエッブサイトより)
まあ、お決まりの様に製造は台湾の工場で行われていますが。
クライタックのロゴマークには、クラーケン(イカの様なタコの様な、海の魔物)が描かれています。
MOSFET電子制御トリガーフルメタル電動ガン
可変ホップアップシステム
全長 533mm-609mm
重量 2,400g
装弾数 150発
価格 51,480円 (税込)
クライタック TRIDENT MK2シリーズは、M4・M16系をベースとしてデザインされたTRIDENTシリーズに、更にスタイリッシュなオリジナルデザインが加えられたものでレシーバーやハンドガードは全体的に丸味が消され、直線的なイメージの外観に仕立てられています。
モデル名のPDW-Mは文字通り、M-LOKレールアタッチメントシステム仕様のハンドガードを装備したPersonal Defense Weapon =個人防衛火器タイプのコンパクトモデルです。
カラーはブラック、フラットダークアース、コンバット・グレイの3色用意されてますが今回選んだのは、何を血迷ったのかコンバット・グレイです。
グレイといっても、ちょっと青味が強いですね。それがコンバット・グレイか?
レシーバーやハンドガードはメタル製でムラも無く、しっかり綺麗な塗装で質感は良いですね。
まあ元々オリジナルデザイン・モデルなので、刻印類に関しては気にしません。
が、しっかり深く彫られていて なかなかに雰囲気を盛り上げてくれてます。
M-LOK仕様のアルミ製ハンドガードは、KRISS社のアクセサリーパーツブランドDEFIANCE(ディファイアンス)製で、実銃にも制式採用されている超高剛性がご自慢ですが、ハンドガード裏をみると「エアガン用」と書かれているので実銃用の物がそのまま使われてるのではなく、実銃用譲りの高剛性ハンドガードが装備されていると言う事でしょうか?
ハンドガード上部右側には製品名「KRISS TR205」(ロットによりDEFIANCE TR205とも)がプリントされていて、左側は会社の所在地が書かれています。
気になって銃全体を見回してみると、発売初期にはDEFIANCEと書かれていたであろう部分が全てKRISSに変えられています。
こっこれは・・・何事?
ブランド名DEFIANCEをKRISSに変更したのかな?ん~分かりません。
PDW-Mには、M-LOK用4スロット・レイルが1本付属しています。
M-LOKの2孔を跨ぐ様に装着するので、多少前後にずらして取り付ける事が出来ます。
5.5インチのアウターバレル先端には、メタル製フラッシュハイダーが装備されていますが、ハイダー底部にある固定用イモネジがハンドガードに阻まれて手持ちの六角レンチでは穴に届かず、外す事が出来ませんでした。
フロント・リアサイトは共に樹脂製で、フロントサイトは上下の調節がリアサイトは左右の調節が出来ます。
またビープホールタイプのリアサイトは、孔のサイズを精密射撃用と近接戦闘用とに切り替える事が出来ます。
Aimpoint T-1タイプのドットサイトを装着すると、こんな感じ。
コンパクトなPDW-Mにピッタリです。
グリップは前部のみのセレイションとフィンガーチャンネルが付いたDEFIANCE製。
トリガーはCNCストレート・トリガーで、トリガーガードはレシーバーと一体になっています。
セレクターはアンビ(両側)タイプで、表示はピクトグラムです。
感覚的に認識し易いですね。
小型で簡素な作りのKRYTAC GEN2 コンパクトカービンストックは2ポジションでストックを伸ばした時でも、安定して電動エアガンを撃つための必要最小限のサイズ感ですが、作り自体はしっかりしてますし取り回しはサブマシンガンレベルに扱い易いです。
ストックを伸縮させる時のリリリースレバーも大きくて押し上げ易いです。
ストックを外す時はリリリースレバーを押し上げながら取り外しレバーを押してストックを引き抜きますが、ちょっと取り外しレバーは小さく固いので押し込み難いです。
ストックの取り付け部分にバッテリーを収納します。
後部のレバーを下にスライドするとロックが解除されフタが開きます。
収納スペースは短くて狭いので、ニッケル水素バッテリーだとマルイ製Mini-S1300でギリギリ入る感じです。
クライタック・デザインのM4系スプリング式マガジンの装弾数は150発と大容量。
ゼンマイ巻上げ式多弾数マガジンの様にジャラジャラ音が無くて良いですし、射撃中にゼンマイを巻かなくていいので楽です。
BB弾のローダーは付属していないので、マルイ製とかのBBローダーを使って一気に装てんするのがお勧めです。
マガジン上部とサイドの一部分がシースルーになっているので残弾確認が出来ます。
サイドの「30」の数字はリアルで、ここまでBB弾があれば残弾30発です。
ただし撃ち尽くしてもチャンバーとマガジンの間に3~4発は残るのでその分はマイナスですが。
マガジンのカバーは簡単に外せるので、もしや・・・・と思いましたが装弾数の切り換え機能はありませんでした。
マガジンは、ノーマルタイプM4系マガジンと互換性があると言う事なので手持ちのマガジン4本試してみました。
4本ともスプリング式ですが、全て問題無く射撃出来ました。
クライタック純正マガジンとS&T製マガジンは、装着感が若干緩くてマガジン・リリースボタンを押すと、自然落下しますが、ARES製とLONEX製はピッタリとフィットし過ぎて、自然落下はしません。
チャージングハンドルを引くとダミーボルトのカバーが後退し、写真の位置で開いたままホールドされます。
ホップアップ調整用ダイアルが出てきますが、回すとクリック感があって調整し易いですね。
ホップアップ調整中、チャージングハンドルを引き続けなくて良いので楽です。
ボルトストップ・リリースボタンを押せば、ダミーボルト・カバーが前進して閉じます。
外装やメカボックスの高い剛性&耐久性がクライタックの売りの様ですが確かにPDW-Mを持った瞬間から剛性感を感じます。
作動に関しては平凡な電動ガンと言う感じですね。
スイッチ焼けを防ぎ軽快なトリガーレスポンスを生む、MOSFET電子制御スイッチを標準装備していますが、セミオート時のキレは、言うほど感じられません。
フルオートでは僅かながらバネ鳴りも聞こえてきますし、作動音もただ賑やかなイメージ。
実射性能は素晴らしく、距離12mの集弾性も良くて安定感もあります。
しかもコンパクトで使い易いので、どんなシーンでも頼りになりそうです。
見た目は近代的でスタイリッシュですが、中身は質実剛健的な渋い銃!
と言うのがこの銃の感想です。
7.4V リポバッテリー 秒間 12.98発
8.4Vニッケル水素バッテリー 秒間 13.84発
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20.8℃ 41% | |
0.25gBB弾 平均初速 | 76.6m/s |
1発目 | 77.0m/s |
2発目 | 76.6m/s |
3発目 | 76.8m/s |
4発目 | 76.4m/s |
5発目 | 76.1m/s |
距離 12m 2cm刻みの円 0.25gBB弾
セミオート10発
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