PMCとは民間軍事会社の事で、「紛争」なるものが国と国から国とテロ組織に移っていった2000年代に急成長した軍需産業です。
業務内容は戦闘から要人警護、後方支援等多岐に渡り、それまでの傭兵や警備会社とは異なる存在です。
あまりにも急成長した事で各国の法整備が追いつかず、PMC側も管理が行き届かない事で数々問題が起こっているのも事実。
なかには、金のためなら法律なんて無視する輩も存在し、近年ではカルロスゴーンの国外逃亡を手引きした人物も「アメリカン・インターナショナル・セキュリティ社」というPMCだそうな。
セミ・フルオート電動ガン
可変ホップアップシステム
全長 661mm~(伸長時743mm)
重量 2,780g
装弾数 140発
価格 43,780円 (税込)
台湾のBOLT製PMC-Qは、PMCでの要人警護や警備等での狭い空間であっても取り回しが良くて扱い易いショートバレルM4と言う設定のイメージからモデルアップされたオリジナルモデルです。
レシーバーはアルミ製のフルメタルで、剛性感・質感共に良いですね。
ロアレシーバー左側に入ってるM4のリアルな刻印は、やや文字が太いというか彫りが深くてガッツリしてる様な感じです。
レシーバー右側には、刻印は全く入っていません。
4インチの極短フリーフロートRAS(Rail Adapter System)の先端には、ナイツアーマメント社のQDC/CQBタイプサプレッサーが取り付けられています。
再現性が良いこのサプレッサーは、リアル刻印だそうです。
フリーフロートのRASだけに、アウターバレルが良く見えるのですがバレルに沿う様に伸びてる筈のガスチューブが無いのは、ご愛嬌で。
サプレッサーの取り外しは片手で出来るほど非常に簡単で、サプレッサー根元のカバーを前方にスライドさせるとロックが解除されるので、そのまま前に引き抜けばサプレッサーは外れ、このサプレッサー取り付け専用のフラッシュハイダーが出て来ます。
フラッシュハイダーを外せば、14mm逆ネジ仕様なので、好みのサプレッサー等に取り替える事も出来ます。
ただ、さすがにバレルが短過ぎると命中精度が落ちるという事なのか、インナーバレルはフラッシュハイダーの先端近くまで伸びています。
それでもインナーバレル長は195mmでしかなく、例えばマルイ次世代電動ガンのM4カービンのインナーバレル長364mmと比べると、169mmも短いです。
それより気になるのが、フラッシュハイダーの隙間からインナーバレルがまる見えなのは、どうもね。
それならインナーバレルが見え難い形状のフラッシュハイダーにしてほしかった。
ハンドガートを握る手の指を引っ掛けて、グリップをアシストする「ハニカムハンドストップ」は固めのラバー製で、レイル部分から剝がすようにして取り外す事も出来ます。
ハニカムハンドストップの取り付け面は、レイルのデコボコと同じ形状をしていて、はめ込む様に取り付けるので、装着したハニカムハンドストップを強く引いてもずれ動いてしまう事はありません。
アッパーレシーバーのトップレールには、ガイドナンバーがプリントされています。
エジェクションポートのポートカバーは、周囲と極端な色違いですがワンポイントのための所業かな?
フロントサイト、リアサイトは共にナイツアーマメント社タイプのフリップアップ式。
リアサイトの左右調節用ダイヤルは、大きくてクリック感も適度にあって使い易いです。
勿論フロントサイト・リアサイトどちらもレイル部分から脱着出来ます。
ビープホール式リアサイトって、M4らしくって良いですね。
ただ、細い棒がニョキッと出てるだけなのは、無防備過ぎないかい?
最近は光学機器を装着するのもお約束の様になってるので早速取り付けてみました。
コンパクトな銃には、小型の光学機器が似合います。
PMCの過酷な環境を想定するなら、ホロサイトなど如何でしょう。
チャージングハンドルを引くと(写真は、いっぱいに引いた状態)エジェクションポート内のダミーボルトのカバーが、エジェクションポートの半分弱位開いてホップアップ調節用ダイヤルが出てきます。
ダイヤルには、指で回し易い様に大きな爪が出ているので、しっかり確実に回せます。
ダミーボルトのカバーは、射撃に合わせて前後に動いて開閉しますが撃ってる本人はあまり見れませんねえ。まあ楽しいギミックです。
6ポジションのCTRタイプストックの、やたら分厚くされたバットプレート内にバッテリーを収納します。
推奨バッテリーはBOLT純正11.1V 15C 1000mAhリポバッテリーです。
同じ性能の物なら他のバッテリーでも良いですが、スティックタイプの物でバットプレート部分に収まらないといけません。
私は・・・手持ちのバッテリーが11.1V 20C 1000mAhなんですが、これでいきます。
ストックは伸ばしたり縮めたりさせるので、ストックチューブから伸びる接続コードは長くされています。
なのでバッテリーを装着した状態でストックを伸ばしたり縮めたりするのはストックとストックチューブの間にコードを挟み込みそうで、怖いですね。
コードの破損・断線には注意が必要です。
ストックにはQDスリングホールがあるので、QDタイプのスリングスイベルが取り付け出来ますが、強度的にはレシーバーエンドのスリングスイベルに取り付けた方が、ガッチリしていて安心出来ますね。
銃身が極端に切り詰められたコンパクトモデルですが、ストックはM4のスタンダードなサイズなので、しっかりと安定して構えられます。
安定した射撃姿勢はドットサイトを使う時等は、ドットを見失い難くしてくれるのでしっかり狙って撃つタイプの方には向いています。
フルメタルのボディは重量感ありますし、きしみ音が全くしないほど剛性感もありますね。
BRSSシステムによるリコイルショックは、初期の物に比べると格段に強くなっています。
比較する物がマルイ製の、リコイルシステムを持つ次世代電動ガンの初期モデルM4カービンしかないのですが、このM4カービンのブルブル振動に比べればはっきり違いが分かるほど、強い衝撃を感じることが出来ます。
フルオート時の連射サイクルも、初期のモデルは遅かったですが、このPMCは11.1Vのリポバッテリーを使うので、秒間15発程度とマルイ製と同等レベルになり、強い衝撃と速い連射サイクルで撃ち心地はかなり良いです。
まあ次世代電動ガンに比べれば、全弾撃ち尽くした時のオートストップ機能も無いですし、マガジンの装弾数を実銃と同じ30発に出来る機能も無く格という点では、まだな所がありますが、マガジンの装弾数はノーマルタイプでは多い140発ですし、他社製マガジンも使える汎用性もあり(CYMA製マガジン使えました)まあ、方向性が違うって事なんでしょうね。
実射性能は、銃身が短いって事も影響しているのか、最後までキッチリ飛ぶという点ではマルイ製に及びませんが、セミオートの近距離射撃は優秀で驚くほどの集弾性を見せてくれました。
まさに市街戦で活躍できる一丁ですねえ。
BOLT PMC-Q | 20.7℃ 49% |
0.25gBB弾 平均初速 | 82.1m/s |
1発目 | 81.36m/s |
2発目 | 81.97m/s |
3発目 | 82.39m/s |
4発目 | 82.06m/s |
5発目 | 82.48m/s |
距離 12m 2cm刻みの円 0.25gBB弾
セミオート10発
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